Google Play ストアでは、AI モデル「Gemini」を活用した新しいアプリ検索機能がテストされており、米国の一部のユーザー向けに提供を開始しました。
Gemini がテーマ別にアプリを提案
この新機能が適用されると、Play ストアの検索タブ上部に Gemini のロゴが付いた「何をお探しですか? (What are you looking for?)」というセクションが表示されます。
このセクションでは、「生産性を向上させる (Boost productivity)」や「プライバシーを保護する (Protect my privacy)」といった、ユーザーの目的やテーマに合わせたカテゴリが提案されます。
ゲームを探している場合には、「宇宙ゲーム (space games)」や「ロボットゲーム (robot games)」といったテーマに切り替わります。
いずれかのカテゴリをタップすると、検索結果ページに「AI で整理 (Organized with AI)」という特別なセクションが現れます。ここでは、AI が関連するアプリを種類ごとにキュレーションし、リスト形式で表示します。
例えば、「プライバシーを保護する」を選択すると、安全なブラウザ、VPN サービス、暗号化メッセージングアプリなどがそれぞれ複数提示されます。同様に、「生産性を向上させる」を選ぶと、タスク管理ツールやメモアプリなどが表示されます。

Play ストアにおける AI の活用の広がり
Google は今年初め、アプリの詳細ページで直接 Gemini に質問ができる「このアプリについて Play に質問する (Ask Play about this app)」機能を導入しました。また、最近ではユーザーのレビューを要約する AI 生成の概要機能もテストされています。
現在、この AI によるアプリ検索機能は米国のユーザーに限定して展開されています。しかし、将来的には世界中の Play ストアで標準機能となる可能性が高いと考えられます。