Google Home アプリの最新 APK ファイルの解析から、現在のスマートホーム向けサブスクリプション「Nest Aware」に代わる新しいサービス「Google Home Premium」が登場し、これが「Google One」の有料プランに含まれる可能性が報告されました。また、アプリの再設計に関する情報も見つかっています。
この情報は、9to5Google が Google Home アプリの APK 解析によって発見したもので、将来的に実装される可能性のある機能を示唆しています。ただし、Google がこれらの機能を正式に提供するかは未定です。
Nest Aware を置き換える「Google Home Premium」
解析されたコード内には、「Google Home Premium」という新しいサブスクリプションサービスに関する記述が見つかりました。以前から報告されているように、これは現在の「Nest Aware」を置き換えるものと考えられます。
提供される機能は Nest Aware と同様に、以下のものが含まれるようです。
- カメラがアクティビティを検出した際のビデオ録画
- 対応カメラで知人などを認識する「Familiar Faces (認識済みの顔)」機能
- AI によるイベントの詳細な説明、通知、家庭での出来事に関する日々の要約
- E911 (緊急通報) 機能
さらに、現行の「Nest Aware Plus」に相当するとみられる上位プラン「Google Home Premium Advanced」も準備されているようです。
このプランでは、60 日間のイベント履歴と 10 日間の 24 時間 365 日の連続録画履歴が提供されると推測されます。
Google One サブスクリプションへの統合が示唆される
今回の発見の注目点は、「Google Home Premium は Google One サブスクリプションに含まれます (Google Home Premium is included in your Google One subscription.)」という記述です。
この特典は、すでに英国では 2024 年から Nest Aware で導入されており、今後、全世界に拡大される可能性があります。
対象となるのは、おそらく「Google One AI Pro」などの上位プランになることが予想されます。
また、関連する記述として、Google One が Google の AI 機能を家庭内外で最大限に活用できるよう、製品と AI の統合をバンドルすることが示唆されています。
Google Home アプリも再設計へ
有料プランの変更と合わせて、Google Home アプリ自体の再設計も進行中であることが示唆されています。
「Ask Home」 機能が中心に
再設計されたアプリでは、「Ask Home」 という機能が中心になるようです。これにより、ユーザーは以下のような操作が可能になります。
- 自動化したい内容を自然言語で説明する
- 録画されたビデオや家庭でのアクティビティ履歴を検索する
これにより、スマートホームの操作がより直感的で簡単になることが期待されます。
まとめ
今回の APK 解析により、Google は従来の Nest Aware から Google Home Premium に置き換える可能性、このプランは Google One の上位プランに含まれる可能性が示唆されました。
ただし、繰り返しになりますが、これらの情報は APK 解析に基づくものであり、Google による正式な発表ではない点にご注意ください。
出典: 9to5Google