Microsoft は、Windows 向けの Xbox PC アプリにアップデートを配信し、Steam や Battle.net など他の PC ゲームストアからインストールしたゲームをアプリ内のライブラリで一元管理できる新機能を追加しました。
これにより、Xbox PC アプリが PC ゲーム全体のランチャーとして機能するようになります。このアップデートは、主に携帯ゲーミング PC での利便性向上を目的としています。
複数のストアのゲームを 1 つのライブラリに
今回のアップデートにより、Xbox PC アプリに新しい統合ゲームライブラリ機能が実装されました。Steam 、 Battle.net 、その他の主要な PC ゲームストアからインストールされたゲームが、自動的に Xbox PC アプリの「マイライブラリ」に表示されるようになります。

ゲームはサイドバーの「最近のプレイ」リストにも追加されるため、ユーザーはクリック一つでお気に入りのゲームをすぐに起動できます。
この機能は、数ヶ月にわたり Xbox Insider プログラムでテストされていましたが、今回すべてのユーザーに展開されました。
Microsoft によると、この機能は ASUS の ROG Ally のような携帯ゲーミング PC での操作性を改善するために設計されたものとのことです。
「My Apps」で他ストアへのアクセスも簡単に
ライブラリの統合に加え、アプリ内には新たに「My Apps」セクションが設けられました。ここからブラウザやゲーム関連のユーティリティ、さらには Steam といった競合するストアアプリ自体を素早くインストールしたり起動したりできます。
これも携帯ゲーミング PC ユーザーが、複数のストアを切り替えることなく、シームレスにゲームをダウンロードしてプレイできるようにするための機能です。
プレイ履歴もデバイス間で同期へ
さらに Microsoft は、9 月下旬にクラウドでプレイ可能なゲームとゲームのプレイ履歴を同期する機能を追加する予定です。
これにより、Xbox コンソール、PC 、携帯ゲーミング PC のいずれのデバイスでプレイしても、ホーム画面の「中断したところから再開 ( Jump back in )」リストに最近のプレイ履歴が表示され、スムーズにゲームを再開できるようになります。

この機能は、すでに先月から Xbox コンソール向けに展開が始まっています。
まとめ
今回のアップデートは、乱立する PC ゲームストアのランチャーを Xbox PC アプリに集約することができます。
特に、近年市場が拡大している携帯ゲーミング PC において、複数のストアからゲームを管理・起動する手間が大幅に軽減され、ユーザーの利便性が大きく向上することが期待されます。