2025年9月のアップデート以降、一部の Google Pixel デバイスでバッテリーの充電を 80% に制限する機能が正常に動作しないという問題が報告されています。この問題は Pixel 7、Pixel 8、Pixel 9 シリーズ、Pixel Tablet など、複数のモデルで発生しているようです。
なお、Google のヘルプコミュニティでは、プロダクトエキスパートがこの問題を「現在のシステムにおけるバグ」として認識し、すでに報告済みであることを明らかにしています。
この問題は 2025 年 9 月のアップデート後に発生
この問題は Reddit や Google のヘルプコミュニティにおいて、Pixel ユーザーから 2025 年 9 月のアップデートを適用して以降、バッテリーの充電の最適化機能となる「80% に制限」が正常に機能しなくなったとの報告が複数挙がっています。
報告によると、この機能が有効であるにもかかわらず、バッテリーが 80% を超えて 100% まで充電されてしまうとのことです。

通常の動作と現在の問題の違い
Pixel の80%充電制限機能は、通常はバッテリーの状態を最適化するために、ときどき意図的に100%まで充電することがあります。
その際には、バッテリーアイコンの横にシールドアイコンが表示され、キャリブレーションが行われていることを示します。
しかし、今回報告されている問題では、このシールドアイコンが表示されないまま、複数回にわたって 100% まで充電が続いてしまう点が、通常の動作とは異なっています。
Google の認識と一時的な対処法
Google のヘルプコミュニティでは、プロダクトエキスパートがこの問題を「現在のシステムにおけるバグ」として認識しており、影響を受けているユーザーに対して、デバイスの設定からフィードバックを送信することを推奨しています。
- [設定] > [デバイス情報] > [このデバイスについてフィードバックを送信]

ユーザーによって報告された回避策
現時点で根本的な解決策はありませんが、一部のユーザーからは一時的な回避策が報告されています。
- 一度「アダプティブ充電」に切り替えてから、再度80%充電制限に戻す
- ワイヤレス充電ではなく、USB ケーブルで有線充電を行う
ただし、これらの方法で必ずしも問題が解決するわけではなく、効果は限定的なようです。
なお、HelenTech の Pixel 10 Pro や Pixel 9 Pro Fold では同様の問題は確認できていません。
まとめ
現在報告されている Pixel の 80% 充電制限の問題は、単なる仕様や一時的なキャリブレーションではなく、ソフトウェアのバグである可能性が高いと考えられます。
多くのユーザーからフィードバックが寄せられていることから、Google がこの問題を認識し、将来のソフトウェアアップデートで修正することが期待されます。
問題が解決するまでは、数回の充電サイクル様子を見るか、報告されている一時的な対処法を試してみるのがよいかもしれません。
もし、同様の問題に遭遇している場合には、以下の手順でフィードバックをお願いいたします。
- [設定] > [デバイス情報] > [このデバイスについてフィードバックを送信]
出典: PiunikaWeb