長年 Android ユーザーに愛用されてきた人気のカスタムランチャーアプリ「Nova Launcher」が、事実上の開発終了を迎える可能性があります。
これは創設者であり、近年は唯一の開発者であった Kevin Barry 氏が、買収元である Branch 社を退社し、プロジェクトから離脱したことを明らかにしたことによるもので、今後のアップデートは期待できないかもしれません。
買収から離脱までの経緯
2022年に、Branch 社が「Nova Launcher」を買収し、当時、Branch 社はオリジナルのチームが引き続き管理を行うことや開発は通常通り継続されると伝えていました。
また、チームがプロジェクトを離れる場合には、最終的にランチャーのコードをオープンソース化するという約束も明らかにしていました。
しかし、今回「Nova Launcher」の創設者であり、開発者でもある Kevin Barry 氏が、公式にプロジェクトから離脱したことを発表し、「Nova Launcher」には関与していないとも伝えています。
また、過去 1 年間の唯一の開発者であり、約束されていたオープンソース化の準備に数ヶ月を費やしたものの、最終的に Branch 社から中止するよう要請されたとのことです。
Nova Launcher の今後は不明
今回の発表により、事実上「Nova Launcher」のサポートは終了することになります。アプリは当面、スマートフォンで機能し続けますが、新機能やアップデートが提供される可能性は低いと考えられます。
また、Google が新しいバージョンの Android をリリースするにつれて、ランチャーはやがて追従できなくなる可能性があります。