Google は、Googleフォトにおいて静止画を短い動画クリップに変換する「Photo to video」機能を、最新の動画生成モデル「Veo 3」でアップグレードすることを発表しました。
これにより、ユーザーは自分の写真をこれまで以上に高品質な動画を生成することができますが、この機能は、現時点では米国のみに展開されます。
Veo 3 による静止画から動画の生成
これまでも Googleフォトには、静止画から短い動画を生成する「Photo to video」機能がありましたが、今回のアップデートで Google の最先端動画生成モデル「Veo 3」が搭載されます。
ユーザーは「作成」タブから「Photo to video」を選択し、対象の写真を選ぶだけで動画を生成できます。プロンプトは「Subtle movement (繊細な動き)」と「I’m feeling lucky」の 2 種類が用意されており、これらを選択することで自動的に動画が生成されます。
TechCrunch によると、この機能で生成される動画は 4 秒間で、音声はサポートされません。Google フォトの全ユーザーは毎日、限られた回数の動画生成が可能で、Google AI Pro および Ultra のプラン加入者は、より多くの回数を利用できるとのことです。
生成は「作成」タブから
「作成 (Create)」タブは、生成 AI 機能をはじめとするクリエイティブツールを簡単に見つけて利用できる新しいハブとして、まずは米国で提供が開始されます。
現在、このタブには以下の機能が含まれています。
- Photo to video: Veo 3 を利用して静止画から高品質な動画を生成します。
- Remix: 写真をアニメ、コミック、スケッチ、3D アニメーションなど、さまざまなスタイルに変換します。
- コラージュ: 複数の写真を選択し、デザインやレイアウトを選んでコラージュを作成します。
- ハイライト動画: 「ママ」や「パリ」といったキーワードで検索すると、ギャラリーから最適なクリップや写真を選び、音楽を追加してモンタージュ動画を自動生成します。
- シネマティックフォト: 写真を3Dで動的に表現し、立体感のある映像を作成します。
まとめ
Google フォトに「Veo 3」が統合されることで、写真を簡単な操作で動画に変換できるようになります。また、新しい「作成」タブの登場により、これらの機能へのアクセスもより簡単になりました。
現時点では米国のみでの展開ですが、将来的に日本を含むグローバルでの展開にも期待です。
出典: Google