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Google、Gmail の大規模セキュリティ警告報道を否定。誤報であると説明

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Google Pixel 8a で Google Play Store の Gmail のページを開いている写真

最近、一部の海外メディアにおいて「Google が Gmail の全ユーザーに大規模なセキュリティ警告を発した」との報道がありましたが、Google は公式ブログでこの主張を明確に否定し、Gmail の保護機能は引き続き強力であると説明しています。

目次

Gmail の「大規模セキュリティ警告」は誤報

Google は 2025 年 9 月 1 日に公開したブログ投稿で、一部で報じられた Gmail の大規模なセキュリティ警告は「完全に誤りである」と発表しました。

同社は、Gmail の保護機能は依然として強力かつ効果的であり、フィッシングやマルウェアの試みの 99.9% 以上がユーザーの受信トレイに届く前にブロックされていると強調しています。

フィッシング詐欺の脅威は常に存在しますが、システムが堅牢に機能していることを改めて示しました。

なぜ誤報が広まったのか

Android Authority によると、この誤報は、一部のメディアが Google が公開したフィッシングの傾向に関するセキュリティデータを誤って解釈したことが原因のようです。

本来は一般的なサイバー攻撃の脅威に関する注意喚起データでしたが、これを「Gmail の全ユーザーに向けた大規模な警告」として報じてしまったことで、誤った情報が拡散しました。

Google は該当するメディアに対し、記事の内容を更新するよう直接伝えたと見られています。

ユーザーが取るべきセキュリティ対策

Google は、Gmail の保護機能の有効性を強調する一方で、ユーザー自身がセキュリティ意識を高めることの重要性も改めて呼びかけています。

今回の発表で特に推奨されている対策は以下の 2 点です。

パスキーへの移行

パスキーは、従来のパスワードに代わる新しい認証方法です。

指紋認証や顔認証といった生体認証を利用するため、フィッシング詐欺に強く、アカウントをより安全に保護できます。パスワードのように複雑な文字列を覚える必要がなく、利便性が高い点もメリットです。

フィッシングメールの見分け方と報告

フィッシングメールは、正規のサービスを装ってパスワードやクレジットカード情報などの個人情報を盗み出そうとする詐欺メールです。

不審な送信元からのメール、不自然な日本語、過度に緊急性を煽る内容には注意が必要です。

Gmail にはフィッシングの疑いがあるメールを報告する機能が備わっており、ユーザーが不審なメールを報告することで、Google の保護機能の精度向上にも繋がります。

まとめ

今回、「Google が Gmail ユーザーに大規模な警告を出した」という情報は誤報であるとし、Google は Gmail のセキュリティ機能が効果的に機能していることを強調しています。

しかし、どのようなサービスであってもセキュリティリスクがゼロになることはありません。

この機会に、パスキーの利用を検討したり、フィッシングメールへの警戒を再確認したりするなど、自身のアカウントを守るための対策を見直すことをお勧めします。

出典: Google

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著者情報

HelenTech の運営をしている 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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