Samsung が開発中とみられる未発表の廉価版タブレット「Galaxy Tab A11 4G」が、Geekbench に登場しました。
ベンチマークの情報から、「Galaxy Tab A11 4G」には 3 年前に発表された MediaTek 製のチップセット Helio G99 を搭載する可能性が示唆されています。
Geekbench で明らかになった仕様
今回 Geekbench に登場したデバイスは、「SM-X135F」として登録されています。この「SM-X135x」という型番は、FCC の認証情報から「Galaxy Tab A11」であることが確認されたものです。
ベンチマーク結果によると、このデバイスは MediaTek Helio G99 プロセッサ、4GB RAM、Mali-G57 MC2 GPU を搭載し、OS は Android 15 で動作しています。
Geekbench 6 でのスコアは、シングルコアが 729、マルチコアが 1962 となりました。

この MediaTek Helio G99 は、前モデルの「Galaxy Tab A9」にも搭載されていたチップセットです。
チップセットは据え置き
MediaTek Helio G99 は、Samsung だけでなく、他メーカーのエントリーモデルのタブレットにも広く採用されています。例えば、日本では Teclast や ALLDOCUBE、DOOGEE などの低価格帯タブレットが搭載しています。
Helio G99 は、2.2 GHz の高性能コア 2 つと 2.0GHz の高効率コア 6 つで構成されるオクタコアチップセットです。
ストリーミング再生やウェブブラウジング、軽めのゲームなど、日常的な用途には十分な性能を持っていますが、ハイエンドの Snapdragon や Apple のチップには及びません。コストと性能のバランスから、多くのメーカーにとって魅力的な選択肢となっています。
判明しているその他の仕様
「Galaxy Tab A11」は、「Galaxy Tab A9」の後継モデルとなり、これまでの認証情報などから、次のような仕様になることが示唆されています。
- バッテリー: 5,000 mAh
- 充電: 15W 有線充電
- 接続性: デュアルバンド Wi-Fi、Bluetooth、GPS
- 本体サイズ: 210.9mm × 124.7mm
- 対角線の長さ: 238mm (約9.4インチ)
まとめ
現時点では、これ以上の仕様に関する情報はありません。しかし、すでに多数の認証を通過していることや今回のベンチマークの登場から、発表が近づいていることが示唆され、今後より詳しい情報が出てくるものと思われます。
出典: Geekbench, Gizmochina