先日、配信が一時停止されていた ChromeOS 139 ですが、Google は原因となっていた問題を修正し、改めてアップデートの配信を再開しました。
このアップデートにより、ChromeOS 139 メジャーアップデートを適用したデバイスは 139.0.7258.137 から 139.0.7258.164 (プラットフォームバージョン: 16328.65.0)へと更新されます。
記事執筆時点では、Google からリリースの告知等は出ていませんが、HelenTech では複数の Chromebook / Chromebox での展開を確認しています。
また、ChromeOS のアップデート状況を確認できる公式サイト「Chromium Dash update tracker」でも最新の安定版 (Stable) が 139.0.7258.164 へと修正されています。
アップデートの内容
現状、Google から公式アナウンスがないため、このアップデートで何が変更されたかを確認することができません。
しかし、先日の記事で紹介したように、IssueTracker で報告されていた「一部の企業アカウントで ChromeOS 139 にアップデートしたあと、ログインループが発生する」という問題が修正されたものと考えられます。
この問題が報告されている IssueTracker の投稿内では、Google チームからの最新のコメントとして次のような投稿がありました。
根本原因を特定した後、エンジニアリングチームは直ちに影響を受けるバージョンの追加デバイスへのリリースを停止しました。修正は特定およびテスト済みで、現在修正ビルドが進行中です。
Google IssueTracker
また、Google Workspace Status Dashboard では、この問題の修正を 16328.65.0/139.0.7258.164 で展開したことが記載されています。
今回の問題の詳細
すでに修正された問題ですが、今回の問題は次のようなものでした。
- この問題はバックエンドの認証方法の変更によって引き起こされ、その結果、一部のユーザーでシングル サインオン (SSO) が失敗したり、2 段階認証 (2SV) が失敗したりしました。
- OS/ブラウザバージョン 16328.55.0/139.0.7258.137 を搭載した ChromeOS デバイスで認証エラーが発生し、教育パートナーである Clever および Classlink とのシングルサインオン(SSO)に影響が出ていました。また、この問題により、一部のユーザーで 2段階認証(2SV)が失敗する問題が発生していました。
これらの問題が発生していた場合は、今回の Chrome OS/ブラウザのバージョンを 16328.65.0/139.0.7258.164 にアップデートすることで解消されます。
まとめ
今回のアップデートは、通常の配信ペースよりも早く、特定の問題に対処するための緊急的なマイナーアップデートとなりました。
影響範囲は限定的だったとみられ、個人で利用しているユーザーや、Clever および Classlink とのシングルサインオン (SSO) を利用していない環境では、特に問題はなかったと考えられます。
何らかの理由でアップデート後に問題が発生した場合でも、迅速に修正版がリリースされる体制は、ユーザーとして安心できるポイントです。
ちなみに、今回のアップデートが ChromeOS 139 における最初のマイナーアップデートとなりました。