Google Home アプリのバージョン 3.39 のリリースノートが公開され、いくつかの新機能とバグ修正が含まれていることが明らかになりました。
今回のアップデートでは、モバイルデバイスが特定のWi-Fiネットワークに接続または切断されたかに基づいて、家の在宅状況(家/外出)を自動的に変更する「Wi-Fi 接続状況」機能が追加されています。
Wi-Fi 接続による在宅状況の検出
Google Home アプリのバージョン 3.39 では、在宅確認に新しいオプションが追加されました。これにより、ユーザーのスマートフォンが自宅のWi-Fiネットワークに接続しているかどうかに応じて、在宅状況が自動で切り替わるようになります。
設定方法
この機能を利用するには、Google Homeアプリの [設定] タブから [在宅確認] に進みます。
新たに追加される [家庭用 Wi-Fi ネットワーク] メニューから、自宅で使用している Wi-Fi ネットワークを選択することで設定が完了します。
実際に HelenTech のデバイスで確認したところ、以下のように Google Home アプリでオプションが追加されていました。


その他の新機能と改善点
今回のアップデートでは、Wi-Fi 在宅確認以外にも、主に Nest Thermostat に関する改善が含まれています。
旧世代 Nest Thermostat の完全なスケジュール対応
Nest Learning Thermostat(第 3 世代)および Nest Thermostat E において、これまで対応していなかった温度スケジュール、センサースケジュール、ファンスケジュールの設定が可能になりました。
- 全てのサーモスタットにおけるコントロールの改善
- 表示の改善: サーモスタットの冷暖房の状態がより明確にわかるよう、コントロール画面の色が鮮やかになり、説明も更新されました。
- エネルギーダッシュボードの刷新: 冷暖房それぞれの合計使用量や、システムに応じた暖房タイプ別の内訳(代替熱、補助熱など)、前年同週とのエネルギー使用量の比較などが表示されるようになりました。
主なバグ修正
- iPad で世帯メンバーをタップした際にアプリがフリーズする問題を修正。
- iOS において、Nest Doorbell のイベント再生時やライブビューへの切り替え後に映像がずれる問題を修正。
- iOS でロックのパスコードを設定しようとすると「問題が発生しました」というエラーが表示される問題を解決。
今回のアップデートにより、特に在宅確認の自動化がより手軽になりました。これまで GPS 情報に依存していた在宅確認に Wi-Fi という新たな選択肢が加わったことで、ユーザーは自身の環境に合わせて最適な方法を選べるようになります。
出典: Google Nest Help