Pixel スマートフォンの「ライト」の明るさ調整は、これまでサードパーティ製アプリが必要でしたが、OS レベルでネイティブサポートされる可能性が報告されました。
最新の Android Canary リリースで、クイック設定パネルから直接明るさを調整できるスライダー機能が追加されたことが確認されています。
クイック設定からスライダーで明るさを調整
2025 年 8 月にリリースされた最新の Android Canary リリースでは、クイック設定パネルのライトタイルが展開可能になっています。
タイルをタップすると「Flashlight Strength (ライトの強さ)」のダイアログが表示され、スライダーでライトの明るさを調整できます。

新しい Pixel スマートフォンでは、クイック設定からライトを有効にすると明るさが 50% に固定されていましたが、この変更で状況に応じた光量変更が可能になります。
これまでは別アプリが必要だった背景
これまで Pixel スマートフォンでライトの明るさを調整するには、「FlashDim」などのサードパーティ製アプリが必要でした。
Google は Android 13 で明るさ制御用の API (アプリケーション・プログラミング・インターフェース) を OS に追加していましたが、クイック設定タイルには統合されておらず、ユーザーが操作できる UI (ユーザーインターフェース) はありませんでした。
正式リリースは Android 16 QPR2 の可能性
この機能は 2025 年 5 月頃から開発中と報じられており、今回の Canary リリースへの導入で正式実装が近いとみられます。
安定版のリリース時期は不明ですが、Android 16 QPR2 のベータ版に搭載後、2025 年 12 月の安定版で展開される可能性がある可能性があります。
この機能は他の多くの Android スマートフォンでは既にサポートされており、Pixel ユーザーにとって重要な改善点です。