Google は Fitbit アプリの最新アップデートとなるバージョン 4.50 の配信を開始しました。このアップデートにより、Android と iOS の両方で待望のダークモードが利用可能になります。
これは、今年後半に予定されている Google の AI「Gemini」を活用したコーチ機能のプレビューに先立つものです。
Fitbit アプリ v4.50 のアップデート内容
Fitbit アプリのバージョン 4.50 が、Android の Google Play と iOS の App Store で順次展開されています。
このアップデートの主な変更点は、ユーザーからの要望が多かったダークモードの追加です。なお、このモードの追加は、Google が進めている Material 3 Expressive への再設計とは別のものとして実装されています。

ダークモードの設定方法
アップデート後、アプリ内でダークモードを有効にするには、以下の手順で設定します。
- 右上のプロフィールアイコンをタップ
- 「Fitbit の設定」を開く
- 新しく追加された「テーマ」メニューを選択
- 「ライト」、「ダークモード」または「システムデフォルト」から選択
デフォルトでは「システムデフォルト」が選択されています。
これはスマートフォンのシステム設定に連動するため、お使いのデバイスがダークモードに設定されていれば、Fitbit アプリも自動的にダークモードで表示されます。手動で「ライト」または「ダークモード」にテーマを固定することも可能です。
ダークモードがもたらす 4 つのメリット
Fitbit は、ダークモードの導入によるメリットとして以下の4点を挙げています。
- 目の負担軽減: 暗い色の表示はブルーライトの放出が少なく、特に夜間の使用時に目の疲れを和らげます
- バッテリー寿命の向上: OLED (有機EL) スクリーンを搭載したデバイスでは、点灯するピクセルが少なくなるため、バッテリー消費を大幅に削減できます
- 可読性の向上: テキストと背景のコントラストが高まることで、一部のユーザーにとって情報の読みやすさが向上します
- 洗練された新しい外観: アプリに新鮮でモダンな外観を与え、目に優しいデザインになります
注意点
Google によると、今回のアップデートで「Fitbit アプリの大部分がダークモードをサポート」するものの、初期リリース段階では「限られた数の要素がダークモードで完全にレンダリングされない可能性がある」としています。
ただし、今後も継続的な改善に取り組むことを伝えています。
まとめ
今回の Fitbit アプリ 4.50 へのアップデートにより、多くのユーザーが待ち望んでいたダークモードが実装されました。
一部未対応の画面が残っている可能性はありますが、今後改善が予定されているため、一安心ですね。
記事執筆時点では、まだ筆者のデバイスではアップデートを確認できませんでした。