様々な Google アプリやホーム画面ウィジェットの更新に続き、Android 版 Google ドライブも Material 3 Expressive デザインへの刷新が展開され始めていることが報告されました。
今回のアップデートにより、いくつかの主要なインターフェースが変更されています。
検索バーの刷新
まず大きな変更点として、新しい検索バーのデザインが採用されました。これにより、ハンバーガーメニューボタンとプロフィールアイコンが検索フィールドの外側に配置され、検索フィールド自体も以前より厚みのあるデザインになっています。
なお、検索フィールド中央には「ドライブで検索」というテキストが表示されます。


なお、この検索バーのデザインは、Google Keep や Gmail などでも導入されています。
ファイル表示の変更
ファイルの一覧(リストまたはグリッドビュー)は、背景よりもわずかに暗い色合いの大きなコンポーネントの中にまとめて表示されるようになりました。
これは、連絡先アプリや電話アプリのように各項目が個別のボックスで囲まれるデザインとは異なり、ドライブでは連続したリストとして表示される点が特徴です。
その他の変更点
- タブインジケーター: [ファイル] タブの上部にあるタップインジケーターは、より小さく変更されました。
- 表示切替ボタン: リストビューとグリッドビューを切り替えるボタンには、複数のボタンが連結した「connected button group」が採用されています。
- ボトムバー: 画面下部のボトムバーの高さに変更はありません。
なお、[+] ボタンをタップしたときのアニメーションと動作ボタンのデザインも変更されていました。

展開状況
この Material 3 Expressive デザインへの刷新は、Android 版 Google ドライブのバージョン 2.25.310.0 で確認されています。
ただし、このアップデートはまだ広く展開されているわけではなく、一部のユーザーのみが変更点の一部、あるいはすべてを確認できる段階のようです。
筆者も Samsung Galaxy S25 Ultra の個人用アカウントでは確認できましたが、Pixel 9 Pro や仕事用プロファイルでは確認できていません。
まとめ
今回の Google ドライブのデザイン変更は、検索バーが操作しやすくなり、Material 3 Expressive の導入によって見やすさや全体的な操作のしやすさが向上することが期待されます。
まだ一部のユーザーへの展開にとどまっているようですが、近いうちに多くのユーザーがこの新しいデザインを利用できるようになることを期待したいところです。
出典: 9to5Google