Samsung が今秋にも発表すると噂されている次期フラッグシップタブレット「Galaxy Tab S11」シリーズに関して、バッテリーの寿命を示す指標が前モデルから低下している可能性が、欧州の製品データベースから明らかになりました。
このデータベースの情報からは、「Galaxy Tab S11」と「Galaxy Tab S11 Ultra」は前モデルからバッテリーの耐久性が低下している可能性が示唆され、一方で同時に見つかった「Galaxy S25 FE」は耐久性が向上していることが示されています。
Tab S11 シリーズのバッテリーサイクル評価が低下
ヨーロッパの EPREL データベースに登録された情報によれば、「Galaxy Tab S11」および「Galaxy Tab S11 Ultra」のバッテリーは、充放電サイクル回数が 1,200 回とされています。
このサイクル回数は、バッテリーがどの程度の充放電に耐えられるかを示す耐久性の指標で、前世代の Galaxy Tab S10 シリーズでは 2,000 回と評価されていました。
今回の数値が事実であれば、前世代よりもバッテリーの寿命が大幅に短くなる可能性があり、長期的な利用を考えるユーザーにとっては懸念材料となりそうです。
なお、バッテリー駆動時間自体は、Tab S11 が約 81 時間、Tab S11 Ultra が約 95 時間と記載されています。その他の仕様としては、IP68 の防水防塵性能や、修理のしやすさを示すスコアなどが確認できます。




これまでのリークでは、Tab S11 シリーズはそれぞれ 11インチと 14.6インチの AMOLED ディスプレイ、MediaTek 製の新型チップ、最大 16GB RAM を搭載すると噂されています。
他の次期モデルの情報も明らかに
今回のデータベース登録では、Tab S11 シリーズ以外の未発表デバイスに関する情報も確認できました。
Galaxy S25 FE
次期ファンエディションモデル「Galaxy S25 FE」のバッテリー駆動時間は 42 時間 37 分、充放電サイクル回数は 2,000 回とされています。
これは前モデルからわずかに改善された数値です。落下耐性や修理のしやすさの評価は前モデルを維持しています。

Galaxy S25 FE については、例年より早い 9 月のリリースが噂されており、45W の高速充電やワイヤレス充電規格 Qi2 への対応も期待されています。
Galaxy Tab S10 Lite
廉価版タブレットとみられる「Galaxy Tab S10 Lite」の情報も含まれていました。
バッテリー駆動時間は約 88 時間、サイクル回数は 2,000 回と、こちらは高い耐久性を維持しているようです。防水防塵性能は IP42 となっています。

まとめ
今回明らかになった情報は、いずれも Samsung による公式発表ではありませんが、「Galaxy Tab S11」シリーズのバッテリー耐久性低下は気になりますね。
高性能なフラッグシップモデルだからこそ、長く安心して使えることを期待するユーザーも多いと思います。
なぜ耐久性が引き下げられたのか、コストや他の部品との兼ね合いなど理由は不明ですが、今後の正式発表でこの点がどのように説明されるのかに注目です。