Google は、Android および iOS の Gmail モバイルアプリにおいて、Gemini を利用してメールの内容から直接 Google カレンダーに予定を追加できるようになったことを発表しました。この機能は、2025 年初めにウェブ版で先行して導入されていました。
これにより、ウェブ版とモバイル版の両方で、[カレンダーに追加] ボタンからスムーズな予定作成が可能になります。
Gemini による予定の追加機能
今回のアップデートにより、Gemini がメール内の予定に関する情報を検出すると、メールの上に [カレンダーに追加] ボタンが表示されるようになります。 このボタンをタップすると、Gmail アプリの下部にパネルが開き、予定が Google カレンダーに追加されたことを確認できます。
メール内に複数のイベントに関する情報が含まれている場合、Gemini はそれらすべての予定をまとめて Google カレンダーに追加する提案を行います。

利用方法と注意点
Workspace アプリのサイドパネルで Gemini にアクセスするには、ユーザーのスマート機能とパーソナライズ設定が有効になっている必要があります。 管理者は、管理コンソールでユーザーのデフォルトのパーソナライズ設定をオンにすることができます。
現時点では、この機能は英語のメールでのみ利用可能です。レストランの予約やフライト情報など、Gmail がすでに自動で抽出しているイベントを含むメールでは [カレンダーに追加] ボタンは表示されません。また、この機能で作成されたカレンダーの予定には、他のゲストは自動で含まれません。ゲストの追加は、予定作成後に手動で行う必要があります。
展開ペースと対象プラン
この機能は、即時リリースおよび計画的リリースの両ドメインで 2025 年 8 月 13 日から最大 15 日かけて段階的に展開されます。この機能は、以下の Google Workspace プランで利用可能です。
- Business Starter, Standard, Plus
- Enterprise Starter, Standard, Plus
- Frontline Plus
- Gemini Education または Gemini Education Premium アドオンを利用しているユーザー
- Google AI Pro および Ultra
- Gemini Business や Gemini Enterprise のアドオンを購入したユーザー
まとめ
ウェブ版で便利だった Gemini による予定追加機能が、ついにモバイルでも使えるようになりました。外出先でメールを確認し、その場で素早くカレンダーに予定を登録できるようになります。
ただし、現時点では英語のみに対応しているため、今後の日本語対応に期待です。