Google は、Android デバイス向けの AI アシスタント「Gemini」のオーバーレイ UI をアップデートし、Google のブランドカラーである赤・黄・緑・青の 4 色を使った新しいアニメーションを正式に展開しました。
鮮やかな 4 色に光る新しい UI
新しい Gemini のオーバーレイは、画面下部の角からスワイプするか、電源ボタンを長押しすることで起動できます。
起動時のアニメーションは 2 段階で構成されています。まず、赤、黄、緑、青の 4 色が表示され、その後ライトブルーが主要な色として全体を覆います。マイクアイコンを囲むリングも同じライトブルーで表示されます。
この新しい配色は、従来の青紫色を基調としたデザインと比較して、より鮮やかに見えます。また、デバイスのシステムテーマ(ライトモードまたはダークモード)に応じて、色の見え方も若干調整されます。


この新しい UI は、Google アプリのバージョン 16.30 で利用可能になっており、Play ストアからアプリをアップデートすることで適用されます。
段階的に進められたデザイン変更
Google による Gemini のカラーパレット変更は、今回が初めてではありません。このデザイン刷新は段階的に進められてきました。
- 6月下旬: Android および iOS アプリのアイコンが4色に変更。ホームページの挨拶文「Hello」も、Gemini の主要なアクセントカラーである青色に更新されました。
- 7月上旬: ウェブ版の Gemini にも同様の変更が適用され、新しいオーバーレイが Android のベータ版ユーザー向けに展開開始。
そして今週、安定版ユーザーにもこの新しいオーバーレイが広く提供され、デザインの移行がほぼ完了した形となります。
今回のアップデートで Gemini のデザイン刷新はほぼ完了しましたが、唯一「最近のアプリ」画面では、まだ古い青紫色のアイコンが表示されています。
これは、Gemini オーバーレイの実際の動作は Google アプリ本体が担っており、Play ストアで提供されている「Google Gemini」アプリは、主にホーム画面のアイコン、ウィジェット、共有メニューなどを担当しているためです。
まとめ
今回のアップデートは Gemini の機能を変更するものではありませんが、視覚的にも Google ブランドとの結びつきが分かりやすくなりました。
現在も古いままのアイコンとなっている「最近のアプリ」画面についても、今後の Google アプリのアップデートでいずれは統一されるものとみられます。
出典: 9to5Google