Google が、一部の Pixel 6a で発生しているバッテリー問題への対応を進めるなか、海外の Google ストアにおける整備済「Google Pixel 6a」の販売を停止したことがわかりました。
この動きは、ユーザーの安全を確保するためのソフトウェアアップデートに続くものとみられます。
Pixel 6a のバッテリー問題と Google の対応
一部の「Pixel 6a」において、バッテリーが過熱し発火に至る問題が報告されています。この問題に対し Google は、安全対策として、影響を受けるデバイスのバッテリー容量と充電速度をソフトウェアアップデートによって制限する対応を取りました。
このアップデートにより、一部のユーザーからはバッテリー駆動時間が短くなったとの報告も上がっており、根本的な解決のためにはバッテリー交換や端末自体の買い替えが推奨される状況となっています。
また、最近ではアップデートを適用した Pixel 6a でも発火したという報告も出ていました。
Google ストアで整備済モデルの販売が停止
この状況を受けてか、Google は公式ストアで取り扱っていた整備済「Pixel 6a」の販売を停止しました。
このモデルは、米国では以前は 249 ドルで販売されており、Google から直接保証付きの Pixel スマートフォンを最も手頃に入手できる選択肢の一つでした。少なくとも 2025 年 7 月 22 日までは販売が確認されていましたが、現在は製品ページから完全に削除されています。
なお、「Pixel 6」、「Pixel 6 Pro」、「Pixel 7a」、「Pixel 7」、「Pixel 7 Pro」といった他の整備済モデルは、引き続き販売が継続されています。
日本では継続して販売中
一方、日本でも 2024 年から「認定再生品プログラム」を開始しており、Google ストア経由ではなく、Belong (伊藤忠グループ)が運営する中古スマホ販売サイト「にこスマ」で経由で購入することができます。
記事執筆時点では、同サイト内では Google Pixel 6a はまだ販売されています(128GB モデルが 35,800 円)。

まとめ
今回の整備済「Pixel 6a」の販売停止は、バッテリー問題への対応の一環である可能性が高いと考えられます。ユーザーにとっては、手頃な価格で公式の保証付き Pixel を手に入れる選択肢が一つ減ったことになります。
Google の整備済製品ラインナップは、2024 年後半に導入されて以来、これが 2 度目の更新となります。今後、「Pixel 10」シリーズの登場が近づくにつれて、「Pixel 9」シリーズが整備済製品として追加されることが期待されます。
出典: 9to5Google