オープンソースで軽量な YouTube の代替 Android アプリとして知られる「NewPipe」が、最新のアップデートで Android Auto をサポートしました。
NewPipe は、YouTube だけでなく SoundCloud や Bandcamp も統合しており、複数のプラットフォームの音楽やポッドキャストを聴くためのアプリとしても便利な選択肢です。今回のアップデートにより、Android Auto でも NewPipe を活用できるようになりました。
NewPipe 0.28.0 で追加された Android Auto の機能
先月下旬にリリースされた NewPipe のバージョン 0.28.0 で、待望の Android Auto サポートが追加されました。この統合により、ユーザーは車のディスプレイから直接以下の操作が可能になります。
- YouTube、SoundCloud、Bandcamp の音楽やポッドキャストをストリーミング再生
- 再生履歴やブックマークしたプレイリストへのアクセス
- YouTube や他のサービスでの検索
- プレーヤーと再生キューの制御
なお、この機能はオーディオ再生のみに限定されており、動画再生はサポートされていません。
開発経緯と入手方法
NewPipe のリリースノートによると、この機能の開発は 2022 年に開始され、多くの貢献者の共同作業によって実現しました。プレーヤー部分の大規模な改修などを乗り越え、2025 年 3 月にようやくマージされ、今回のリリースに至ったとのことです。
注意点として、NewPipe はオープンソースアプリであり、Google Play ストアでは配信されていません。そのため、インストールするには公式サイトなどから APK ファイルを直接ダウンロードして、サイドロードする必要があります。導入に関しては、公式ドキュメントなどを確認しながら自己責任で行ってください。
まとめ
今回のアップデートによって、NewPipe ユーザーは車内でもお気に入りの音楽やポッドキャストをシームレスに楽しめるようになります。ただ、現状では動画をサポートしているわけではないため、YouTube を十全に活用できるわけではありません。しかし、Android Auto がサポートされたことで、今後の広がりに期待です。
出典: NewPipe Blog