Spotify、米国以外の複数国で Premium プランを値上げ。日本も対象の可能性

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Google Play ストアの Spotify アプリのホーム画面の写真

音楽ストリーミングサービスの Spotify は 2025 年 8 月 4 日(現地時間)、米国以外の複数の地域で Premium プランの価格を引き上げることを発表しました。対象となる加入者には今後 1 ヶ月以内にメールで通知される予定です。

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Spotify Premium が複数地域で値上げ

Spotify は公式発表で、「製品と機能の革新を続け、最高の体験を提供するため」として価格を更新するとしています。

値上げの対象となるのは、ヨーロッパ、南アジア、中東、アフリカ、ラテンアメリカ、アジア太平洋地域の Premium プラン加入者です。現時点で具体的な国名は公開されていませんが、影響を受けるユーザーには今後 1 ヶ月以内にメールで通知が送られます。

Spotify が公開した通知メールの例では、月額料金が 10.99 ユーロから 11.99 ユーロへ、1 ユーロ値上げされることが示されています。The Verge の調査によると、スペイン、イタリア、ポルトガルでは既に新規加入者向けに月額 1 ユーロの値上げが適用されていることが確認されています。一方で、最近価格改定が行われたフランスやベルギーなどは、今回の値上げの対象外と見られています。

potify が公開した Premium プラン値上げの通知メールの例

海外市場とは異なり、日本の料金は過去の値上げの影響を受けずに長らく据え置かれてきました。今回の値上げ対象地域に「アジア太平洋」が含まれることから、ついに日本でも価格改定が実施される可能性は十分に考えられます

値上げは収益予測が影響か

今回の価格改定は、Spotify が7月29日に発表した四半期決算報告で、利益予測がアナリストの予想を下回った直後に行われました。この報告を受け、同社の株価は 11.5% 下落しました。

決算説明会で CEO の Daniel Ek 氏は、短期的な収益増よりも長期的な加入者維持を優先する姿勢を示していましたが、Financial Times が 4 月の時点でヨーロッパとラテンアメリカでの夏の価格改定を報じていたことから、今回の値上げは以前から計画されていたものと考えられます。

一方、今回の値上げは米国以外の地域を対象としており、米国の料金は今のところ据え置かれます。Spotify は米国において、2023 年と 2024 年にすでに価格の引き上げを実施しています。

まとめ

Spotify が米国以外の広範な地域で Premium プランの値上げを発表しました。値上げの対象地域には「アジア太平洋」が含まれているため、現時点では明言されていませんが、今後日本でも価格が改定される可能性があります。

Spotify Premium を利用している方は、今後 1 ヶ月以内に届く可能性のある Spotify からの通知メールにご注意ください。もし値上げに同意できない場合は、アカウントページからいつでもプランのキャンセルや変更が可能です。

出典: Spotify Newsroom, The Verge

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

月間平均130万PVの当サイトを8年以上運営している 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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