Samsung の第7世代となる折りたたみ式スマートフォン「Galaxy Z Fold7」が、米国における予約注文数で過去最高を記録したことが明らかになりました。
同時に発表された「Galaxy Z Flip7」も好調で、両モデル合計の予約数は前世代を 25% 以上上回っており、折りたたみスマホが市場の主流になりつつあることを示しています。
記録的な予約・販売状況
Samsung によると、2025年7月25日に一般発売が開始されてから1週間が経過しても、新モデルの勢いは衰えておらず、Galaxy Z Fold7 と Galaxy Z Flip7 の予約注文と発売後の販売状況には、以下のようになっています。
- 両モデル合計の予約注文数は、前世代と比較して 25% 以上増加
- Galaxy Z Fold7 は、Z Fold シリーズ史上、米国で最高の予約数を記録
- 携帯キャリアパートナー経由での予約数は、両モデル合計で前年比約 60% の大幅増
- 発売後1週間の注文数も前世代を 25% 以上上回るペース
- 特に Galaxy Z Fold7 は、発売開始以来、前モデルを 50% 近く上回る注文を獲得
店頭では、薄型・軽量化されたデザインやカメラ性能の向上が、消費者の関心を集める主な要因となっているようです。
Samsung 幹部「折りたたみスマホは転換点に」
この好調な滑り出しについて、Samsung Electronics America のモバイル製品管理担当上級副社長である Drew Blackard 氏は次のように述べています。
折りたたみスマホは、ユーザーにとって主流の選択肢となり、転換点に達しました。私たちは7世代にわたり、毎年消費者のフィードバックに対応し、他のどのデバイスでも得られないような体験にたどり着きました。人々が Z シリーズのデバイスを手に取ると夢中になります — そして今、それが記録的な数字となって結実しているのです。
Samsung が 6 年以上にわたり開拓してきた折りたたみスマホ市場が、成熟期に入りつつあることを示唆しています。
ユーザーの好みの変化
ユーザーの好みにも変化が見られます。これまで Z Fold シリーズではブラックが最も人気のカラーでしたが、Galaxy Z Fold7 では Blue Shadow が予約注文の約半数を占めました。
Galaxy Z Flip7 においても、新色の Coralred が予想を上回る人気を見せ、予約注文の25%を占めています。この傾向は、一般発売後も続いているとのことです。
まとめ
Galaxy Z Fold7 と Galaxy Z Flip7 の記録的な販売状況は、折りたたみスマートフォンがもはやニッチな製品ではなく、多くの消費者にとって魅力的な選択肢となっていることを明確に示しています。
デザインの洗練、AI 機能の強化、長年にわたる改良の積み重ねが、今回の成功につながったのかもしれません。とはいえ、バッテリー容量の少なさやSペン機能の削除など、改善を求めるところはまだ残されていますので、今後の進化に期待したいですね。
日本でも 8 月 1 日から正式に販売が開始します。