Google Pixel 10 Pro Fold のスペックもリーク。IP68 対応、バッテリー容量向上も期待

当サイトは Google Adsense、Amazon アソシエイト等 アフィリエイト広告を利用して収益を得ています.

来月の発表が有力視されている Google の新型スマートフォン「Pixel 10」シリーズのうち、折りたたみモデルとなる「Google Pixel 10 Pro Fold」の公式スペックとされる情報がリークされました。

この情報は Android Headlines によるもので、予定通り Tensor G5 チップセットの搭載や折りたたみ式スマートフォンとして初めて IP68 防塵・防水への対応、バッテリー容量の増加などが示唆されています。

なお、前回は Google Pixel 10 Pro および Google Pixel 10 Pro XL のスペックもリークされました。

目次

Pixel 10 Pro Fold の予想の仕様

いくつかの情報は、これまでにもリークされているものと同様ですが、いくつかの新しい情報も含まれています。

ディスプレイ

ディスプレイに関しては、Pixel 10 Pro Fold のカバーディスプレイは、前モデルの 6.3 インチから 6.4 インチへとわずかに大型化されるようです。Google はベゼルとヒンジ部分を縮小することで、本体サイズを大きく変えることなく画面サイズの拡大を実現する可能性があります。

また、ディスプレイのピーク輝度は 3,000 nits に達するとされています。これは Pixel 9 Pro Fold から 10% の向上となり、直射日光下での視認性がさらに改善することが期待できます。

なおメインディスプレイについては前世代と同様 8 インチ OLED となるようです。

カメラ

カメラについては、これまでに噂されているように大きなアップグレードはなく、前世代から据え置きになる可能性が高いようです。

  • メインカメラ: 48MP
  • 超広角カメラ: 10.5MP
  • 望遠カメラ: 10.8MP (光学 5 倍)
  • フロントカメラ (カバー/内側): 10MP

なお、メインカメラについては、Pixel 9 Pro Fold では Sony IMX787 64MP センサーが採用されていましたが、クロップされて 48MP として使用されていました。以前の噂では、メインカメラは Sony ではなく Samsung GN8 50MP に置き換えられる可能性も示唆されていました。

とはいえ、ハードウェアのスペックはほぼ据え置きとなる可能性が高いですが、新型プロセッサ「Tensor G5」による高度な AI 処理によって、実際の画質は向上することが期待されます。

パフォーマンス

すでに Geekbench でも確認されたように、Pixel 10 Pro Fold を含む Pixel 10 シリーズでは TSMC の 3nm プロセスで採用される新しい「Google Tensor G5」が搭載されます。

RAM は 16GB を搭載し、ストレージや従来の 256GB と 512GB に加えて、新たに 1TB のオプションが追加されるとのことです。これは写真や動画撮影、多くのアプリをインストールするユーザーには良いオプションかもしれません。

バッテリー

今回の情報では、Pixel 10 Pro Fold のバッテリー容量は前世代から 7% 増加した、5,015mAh となる可能性があるようです。これは先日発表された Samsung Galaxy Z Fold7 のバッテリー容量を 9% 上回っており、折りたたみ式スマートフォンとしては比較的大容量のモデルとなります。

有線充電は前世代の 21W からわずかに増加した 23W に対応し、最大 15W の Qi2 ワイヤレス充電もサポートしています。ただし、Qi2 には対応するものの、Apple の MagSafe のように本体にマグネットが内蔵されない「Qi2 Ready」という規格になる可能性が高いと言われています。そのため、MagSafe 対応アクセサリーを使うためにはマグネット内蔵のケースが必要になると考えられます。

なお、今回のデバイスでは Google は「シリコンカーボンバッテリー」のような新技術を採用せずに、この容量を実現したとしています。なお、すでに Pixel 9a で 5,100mAh の容量を搭載しており、Pixel 10 Pro XL では Pixel 史上最大の 5,200mAh を搭載すると予想されています。

耐久性

以前から噂されていたように、Pixel 10 Pro Fold は、折りたたみスマートフォンとして初めて IP68 等級の防塵防水に対応するとされています。

IP68 は、防塵・防水性能における国際的な規格で、以下のような意味を持ちます。

  • 「6」 (防塵性能): 粉塵の侵入を完全に防ぐ、最高レベルの性能。
  • 「8」 (防水性能): 継続的に水中に沈めても有害な影響を受けない、最高レベルの性能。

Galaxy Z Fold 7 や Motorola Razr Ultra などの競合製品が IP48 (固形物に対する保護は限定的) であることを考えると、大きなメリットとなる可能性があります。特に折りたたみスマホの弱点とされてきたヒンジ部分へのホコリの侵入リスクが大幅に低減され、より安全に利用できるかもしれません。

スペック

以下はこれまでの噂やリークによる、Google Pixel 10 Pro Fold のスペックです。

OSAndroid 16
カバーディスプレイ6.4 インチ OLED
120Hz
メインディスプレイ8 インチ OLED
CPUTensor G5
RAM16GB
内部ストレージ256GB / 512GB / 1TB
外部ストレージ
リアカメラ48MP メインカメラ
10.5MP 超広角カメラ
10.8MP 望遠カメラ(光学 5 倍)
フロントカメラカバー: 10MP
メイン: 10MP
ポートUSB-C
バッテリー5,015mAh
23W 有線充電
15W ワイヤレス充電 (Qi2)
サイズ展開時: 155.2 × 150.4 × 5.3 mm

まとめ

今回リークされた情報が事実であれば、Google Pixel 10 Pro Fold は、カバーディスプレイの視認性、バッテリー駆動時間、耐久性の面でアップグレードが期待できます。

一方、カメラのハードウェアスペックは据え置きのようなので、Tensor G5 チップによる AI 機能の強化がどこまで写真や動画の質を高めるかは気になるところです。

Pixel 10 Pro Fold 関連のニュースはこちら、Pixel 10 シリーズ全体のニュースはこちら

出典: Android Headlines

この記事をシェア

著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

月間平均130万PVの当サイトを8年以上運営している 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

\Google ニュースで配信中!/

Google ニュース リンクバナー

目次