Google は、近日中に予定されているエディタの再設計に加え、Google フォトアプリの写真表示画面を刷新することを発表しました。
この変更により、UI (ユーザーインターフェース) はよりシンプルになり、これまでダークモードのみだった背景は、デバイスのシステムテーマに合わせて自動的にライトモード表示にも対応するようになります。
新しい写真表示画面の主な変更点
新しい写真表示画面では、各画像の上部に日付、時間、場所が一目でわかるように表示され、利便性が向上します。その下には、状況に応じてピル型の「バッジ」が表示されることがあります。このバッジからは、以下のような操作が可能です。
- 写真のカテゴリ変更
- ライブフォトやモーションフォトの再生・一時停止
- 共有された写真のライブラリへの保存
- 写真のバックアップやストレージの管理

また、これまで個別に表示されていた写真スタックやバースト写真は、画面下部で選択中のサムネイルに新しい 3 点ドットアイコンが付く形式に変更されます。このアイコンから、以下の操作が行えるようになります。
- トップピックの変更
- 選択したものだけを残し、残りを削除
- スタックから削除
- スタックの解除
- スタック内の写真を一括操作するための複数選
アクションメニューの変更と「追加(+)」メニューの導入
今回の刷新で最も大きな変更点は、画面下部のアクションメニューです。

「共有」、「編集 (新しいアイコン)」、「ゴミ箱」の 3 つの項目は維持されますが、これまで表示されていた「Google レンズ」のアイコンが「追加 (+) (Add to)」メニューに置き換えられました。
この新しい「追加 (+)」メニューからは、写真をアルバムに追加したり、アーカイブやロックされたフォルダへ移動させたりといった、写真の整理に関する操作を簡単に行うことができます。
なお、「お気に入り」への追加を除く、これまでメニューにあったその他の機能は、画面右上の 3 点メニュー (オーバーフローメニュー) 内に集約されました。
- 情報
- Google レンズ
- 作成
- キャスト
- 名前を付けて保存 (ライブフォトまたはモーションフォト)
- デバイスからダウンロードまたは削除

まとめ
今回の Google Photos のアップデートは、UI をシンプルにすると同時に、写真の整理機能をより前面に出すことを目的としているようです。特に「追加 (+)」メニューが追加されたことで、写真の分類や管理がより簡単になることが期待されます。
Android ユーザーにとっては、直接 Google レンズを起動できなくなるものの、「かこって検索」を使ってカバーできるため、大きな影響はないかもしれません。
この新しい写真表示画面は、iOS 版の Google フォトですでに広く展開されており、Android 版についても「近日中に提供予定」とされています。
出典: Google フォトヘルプ