Nothing Phone (3) が海外で正式発表、価格は799ドルから。日本での発売はまだ不明

当サイトは Google Adsense、Amazon アソシエイト等 アフィリエイト広告を利用して収益を得ています.

Nothing はこれまでティーザーで予告していたように、「真のフラッグシップモデル」とする最新スマートフォン「Nothing Phone (3)」を正式に発表しました。

「Nothing Phone (3)」では、従来の Nothing スマートフォンに採用されていたライティング機能の「Glyph Interface」が廃止され、新たに「Glyph Matrix」と呼ばれるドットマトリックス形式の LED を採用し、背面の右上隅に表示されるようになりました。

また、Snapdragon 8s Gen 4 を搭載し、ユニークな 3 つのリアカメラ配置、ディスプレイ、カメラ、充電速度などで大幅なアップグレードなどが含まれています。

目次

Nothing Phone (3) の特長と仕様

Nothing Phone (3) は、120Hz リフレッシュレートに対応した 6.7 インチ 2,800×1,260 解像度の OLED ディスプレイを搭載し、Gorilla Glass Victus による保護を備えています。本体も IP68 防塵・防水となっています。

背面には新たに採用されたドットマトリックススタイルの Glyph Interface (Glyph Matrix) が搭載され、通知や様々な機能を表示したり、ゲームをプレイすることもできます。

プロセッサには、すでに予告されているように Snapdragon 8s Gen 4 が搭載されており、これについては賛否両論あるものの、性能とコストのバランスを重視した上での選択だと思われます。過去に Geekbench で発見された Phone (3) のベンチマークでは、シングルコアスコアが 2,076、マルチコアスコアが 6,577 となっていました。

RAM とストレージの組み合わせは 2 種類が用意され、12GB RAM と 256GB ストレージまたは 16GB RAM と 512GB ストレージを選択することができます。

リアカメラについても、すでに予告されていたようにペリスコープ望遠カメラを含む 3 つの 50MP カメラ(メイン、超広角、3 倍ペリスコープ望遠)が搭載されています。さらにフロントカメラも 50MP を搭載しました。

バッテリーは 5,150mAh と比較的大容量を搭載し、65W の有線充電と 15W ワイヤレス充電、5W のリバースワイヤレス充電もサポートしています。

この他の点では、Wi-Fi 6E、Bluetooth 6.0、eSIM と NFC のサポート、Android 15 ベースの Nothing OS 3.3 などを備えています。さらに AI を搭載した Essential Space と、新機能の Essential Search および Flip To Record などが追加されます。

なお、Nothing はソフトウェアサポートの期間を延長することも発表しており、5 年間の Android OS アップデートと 7 年間のセキュリティアップデートを提供します。補足情報として、Android 16 ベースとなる Nothing OS 4.0 は、2025 年第 3 四半期にリリース予定であることも明らかにしました。

スペックシート

OSNothing OS 3.5
based Android 15
ディスプレイ6.7 インチ OLED
2,800 × 1,260
最大 120Hz リフレッシュレート
最大 1,000Hz タッチサンプリングレート
最大輝度 4,500nits
HDR10+
Corning Gorilla Glass Victus
CPUSnapdragon 8s Gen 4
RAM12GB / 16GB
(最大 8GB 仮想 RAM)
内部ストレージ256GB / 512GB
外部ストレージ
リアカメラ50MP メイン (OIS, f/1.68, 1/1.3″)
50MP 超広角 (f/2.2, 1/2.76″)
50MP ペリスコープ望遠 (3倍, OIS, f/2.68, 1/2.75″, 最大 60 倍ウルトラズーム)
フロントカメラ50MP
バッテリー5,150mAh
65W 有線充電
ワイヤレス充電
リバースワイヤレス充電
ネットワーク5G / 4G-LTE
Wi-Fi 6E
Bluetooth 6.0
NFC
ポートUSB-C
その他Glyph Matrix
画面内指紋センサ
IP68 防塵・防水
5 年間の OS アップデート
7 年間のセキュリティアップデート
サイズ160.60 × 75.59 × 8.99mm
重さ218g

まとめ

Nothing Phone (3) はグローバルで 2025 年 7 月 4 日から発売される予定ですが、記事執筆時点では日本でのリリースについては明らかにされていません。しかし、以前のリーク情報で日本の技適を取得していることも確認されているため、後日改めてアナウンスがある可能性があります。

なお、海外における Phone (3) の価格は次のようになっています。

  • 12GB RAM / 256GB ストレージ: 799 ドル(約 11.5 万円)
  • 16GB RAM / 512GB ストレージ: 899 ドル(約 13 万円)

もし日本で発売されるとすれば、直換算した価格よりも少し値上がりすると予想されるため、約 12 万円以上からスタートなるかもしれません。とはいえ、まだ正式に日本投入が明らかにされているわけではないため、今後の発表に期待です。

出典: Nothing

この記事をシェア

著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

月間平均130万PVの当サイトを8年以上運営している 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

目次