長年、 Android 版の Google ドキュメント アプリでドキュメント一覧をスクロールすると、検索バーがステータスバーの下に潜り込んでしまい、表示が崩れるという視覚的な不具合が報告されていました。しかし、最近のアップデートでこの問題がついに修正されたことがわかりました。
スクロールで表示が崩れるバグ
これまで、 Android 版の Google ドキュメント、スプレッドシート、スライドでは、ステータスバーが透明に設定されていました。そのため、ドキュメントのリストをスクロールすると、画面上部に移動した検索フィールドがステータスバーの下に隠れてしまう状態でした。
これにより、時計がハンバーガーボタンの前に表示されたり、アカウントのアバターや「開く」メニューがステータスアイコンの背後に回り込んでしまったりと、表示が乱れていました。
また、検索フィールド内の「ドキュメントを検索」というテキストが通知に隠されたり、デバイスによってはフィールドが半分に切れて表示されることもありました。この問題は、特にシステムのダークモードを有効にしている場合に顕著でした。
アップデートによる修正
今回リリースされた Google ドキュメントのバージョン 1.25.252.00.90 では、ステータスバーを透明ではなく単色 (ソリッドカラー) に変更することで、この視覚的な不具合が解消されています。これにより、スクロール時も各要素が正しく表示されるようになりました。


スプレッドシートやスライドへの展開
Google ドキュメント、スプレッドシート、スライドは同じバージョン番号を共有していますが、記事執筆時点では、このステータスバーの修正はスプレッドシートとスライドのアプリにはまだ広く展開されていないようです。
まとめ
今回の修正は小さな変更に見えるかもしれませんが、長年多くのユーザーに違和感を与えていた視覚的な不具合が解消されたことは、嬉しいニュースです。日常的にアプリを使用するユーザーにとっては、このような細かな改善が快適な操作感に繋がります。
出典: 9to5Google