Xiaomi は、Redmi ブランド初となる 8.8 インチのコンパクトかつハイスペックなタブレット「Redmi K Pad」を発表しました。
このデバイスはゲーマーや学生、生産性を重視するユーザーをターゲットとしており、高性能かつプレミアム、ポータブルなデザインが特長です。
Redmi K Pad の主な仕様
ディスプレイと本体
Redmi K Pad は、ディスプレイには、アスペクト比 16:10 の 3,008×1,880 解像度となる 8.8 インチ LCD パネルを搭載しています。165Hz の可変リフレッシュレートと 372Hz のタッチサンプリングレートにも対応しています。
また、最大輝度は 700 nits で、DC 調光、HDR10、HDR Vivid、Dolby Vision をサポート。ディスプレイは Corning Gorilla Glass 5 によって保護されており、TÜV Rheinland のトリプル認証と S++ のアイケア等級を取得しているため、ちらつきやブルーライトの放出が抑制されています。
本体はボディにはオールメタルのユニボディデザインが採用されており、高い耐久性とプレミアムな手触りを実現しています。
パフォーマンスとバッテリー
チップセットには MediaTek の 3nm プロセスで製造された Dimensity 9400+ チップセットを搭載しています。このチップセットは、最大 3.73GHz で動作するオクタコア CPU と Immortalis-G925 MC12 GPU を内蔵しています。さらに、Xiaomi 独自の Rage Engine 4.0 により、システムレベルのパフォーマンスと効率が最適化されています。
冷却システムには、12,050mm² という巨大なアルミニウム合金のベイパーチャンバーが採用されており、3K 解像度での長時間のゲームプレイ中でも高いパフォーマンスを維持します。
バッテリーは、7,500mAh の大容量バッテリーを搭載し、67W の有線急速充電に対応しています。ゲーム中に充電器から直接デバイスに電力を供給し、発熱を最小限に抑える Xiaomi の「Bypass Charging Plus」システムも備えています。このバッテリーは TÜV SÜD の認証を受けており、1,800 回の充電サイクル後も 80% の容量を維持するとしています。

その他の仕様
カメラは背面に f/2.2、PDAF 対応の 13MP OV13B センサーを、前面にはビデオ通話や自撮り用に 8MP OV08D センサーを搭載しています。
オーディオ面では、従来のデザインより 78% 音量が大きく、15% 薄いクアッドリング対称デュアルスピーカーシステムを搭載し、Dolby Atmos をサポートしています。
また、柔軟性を高めるためにデュアル USB-C ポートを搭載。接続性に関しては、Wi-Fi 7 の安定性を向上させ、オンラインゲーム中の遅延を低減するトライアンテナ同時接続セットアップを採用しています。さらに、大型の X 軸リニアモーターによる没入感のある触覚フィードバックも特徴です。
OS には Android 15 をベースとした HyperOS 2 を搭載し、Xiaomi のエコシステムを完全にサポートします。PC レベルの生産性アプリやリモート PC アクセスに対応するほか、Apple デバイスとのシームレスな連携も可能です。
価格と発売時期
Redmi K Pad は、スプルースグリーン、スモーキーパープル、ディープブラックの 3 色展開で、すでに中国で販売を開始しています。中国市場における価格と構成は以下の通りです。
- 8GB + 256GB: 2,799 元 (約 5.4 万円)
- 12GB + 256GB: 3,099 元 (約 6.3 万円)
- 12GB + 512GB: 3,399 元 (約 6.9 万円)
- 16GB + 512GB: 3,599 元 (約 7.3 万円)
- 16GB + 1TB: 4,199 元 (約 8.5 万円)
まとめ
これまでコンパクトなゲーミングタブレットといえば、Lenovo でしたが、REDMAGIC に続いて Xiaomi の REDMI ブランドからも登場となりました。
8.8 インチのコンパクトサイズかつハイスペックなタブレットを求めていたユーザーには、手頃な価格で手の届きやすい1台だと思いますので、日本での販売にも期待したいですね。