7 月 1 日に正式発表が予定されている Nothing の次期スマートフォン「Nothing Phone (3)」について、発表を目前にして公式レンダリング画像とスペックに関する情報がリークされました。
これは Android Headlines によるもので、Phone (3) は先に発表された Phone (3a) シリーズのデザイン言語を踏襲しつつ、ずれた配置のトリプルカメラという、さらにユニークな外観を持つようです。
独特なデザインとカメラの配置
リークされたレンダリング画像からは、Nothing Phone (3) がこれまでのモデルと同様に、黒と白の2色で展開されることがわかります。
デザインで最も目を引くのは、背面のトリプルカメラです。Phone (3a) Pro でも見られたように、カメラの配置が一直線ではなく、一番上のカメラが他の2つのカメラから意図的にずらされています。この独特な配置は、Nothing のデザインへのこだわりを改めて示すものとなりそうです。
予想されるスペック詳細
Nothing はすでに、Phone (3) に Qualcomm の Snapdragon 8s Gen 4 チップセットが搭載されることを予告しています。また、Geekbench にもベンチマークが登場しました。
この選択については、一部のファンから「真のフラッグシップ」という言葉には、より高性能な Snapdragon 8 Elite のような最上位チップセットを期待していたという声も上がっています。しかし、Snapdragon 8s Gen 4 は、性能とコストのバランスが取れた準ハイエンドチップであり、現実的な選択と言えるかもしれません。
カメラについては、Nothing が 50MP のペリスコープ望遠レンズの搭載を正式に認めています。このレンズが、デザイン上ずれている一番上のカメラになると考えられます。
噂では、3 つのカメラすべてが 50MP のセンサーを採用するトリプル 50MP 構成になるとされていますが、公式に確認されているのはペリスコープ望遠レンズのみです。なおフロントカメラも 50MP になる可能性があります。
その他のリークされたスペックとして、以下のような情報が報じられています。
- バッテリー: 5,150mAh (Galaxy S25 Ultra の容量を上回る)
- 充電: 100W の有線充電(65W との認証情報も)、15W のワイヤレス充電
- ディスプレイ: 6.7 インチ OLED、FHD+ 解像度、20:9 アスペクト比
- ネットワーク: Wi-Fi 6E、Bluetooth、NFC
- OS: Android 15 ベース、Nothing OS 3.5
まとめ
発表直前に明らかになった今回のリーク情報により、Nothing Phone (3) の全体像がかなり見えてきました。ユニークなカメラデザインと、性能と価格のバランスを考慮したプロセッサの選択が大きな特長となりそうです。大容量バッテリーや高速充電など、普段使いにおける利便性の向上も期待できます。
また、先日の FCC の認証情報に関連して日本の技適マークが取得されていることも確認されています。そのため、少なくとも Nothing Phone (3) は日本での発売も意識しており、過去のモデルの販売傾向から、今回も期待ができそうです。
Nothing Phone (3) の正式発表は、英国夏時間 (BST) の 7 月 1 日 18 時に予定されています。これは、日本時間では 7 月 2 日の午前 2 時にあたります。