Nothing は、同社製スマートフォンのネイティブアプリ「Nothing Gallery」のメジャーアップデートを発表しました。
昨年、Nothing OS 3.0 とともに登場したこのアプリは、当初は基本的な写真管理機能に絞られていましたが、今回のアップデートによって画像・動画編集ツールが統合されます。
このアップデートは、同社初の本格的なフラッグシップモデルとして期待される「Nothing Phone (3)」の発表が近づく中で行われました。
Nothing Gallery がメジャーアップデート
Nothing OS 3.0 で導入された純正アプリ「Nothing Gallery」が大幅に機能強化されました。これまで Nothing ユーザーが写真や動画を編集する際は、Google フォトのようなサードパーティ製のアプリを利用する必要がありましたが、今回のアップデートでその手間が解消されます。
Nothing の CEO、Carl Pei 氏が自身の X アカウントで発表した内容によると、アップデートには画像と動画の基本的な編集機能が含まれています。
画像編集機能
アップデートされた 「Nothing Gallery」 には、画像の調整を行うための新しいツールが追加されました。
- 6 種類のトリミングおよび回転ツール
- 12 の調整パラメータを備えた色調整機能
- 強度の調整が可能な 10 種類の Nothing デザインフィルター
これらのツールは 3 つのタブに整理されたミニマルなインターフェースにまとめられており、直感的な操作が可能です。

動画編集機能
動画編集機能も新たに追加され、基本的な操作をアプリ内で完結できるようになりました。
- クリップのトリミング
- 音量の調整
- スローモーション動画の再生速度の調整
各ツールは繊細なハプティックフィードバックを提供するようになりました。

アプリのパフォーマンス向上と AI 機能
今回のアップデートは編集機能の追加だけでなく、パフォーマンスの改善も含まれています。Nothing によると、「カメラからギャラリーへの遷移が 20% 以上高速化し、画像処理は最大 25% 向上した」とのことです。
さらに、AI を活用した写真の自動カテゴリ分け や Nothing OS との統一されたデザインなども導入されました。
まとめ
「Nothing Gallery」アプリのアップデートは、本日より Google Play ストアを通じて順次配信が開始され、明日までには対象となる全てのデバイスで利用可能になる見込みです
このタイミングでのメジャーアップデートは、来月初旬に発表が予定されている「Nothing Phone (3)」を意識している可能性があります。 純正アプリ内で基本的な編集作業が完結するようになることで、Nothing デバイスの利便性は着実に向上しているようです。
出典: X (@getpeid)