Android 版 Google ウォレットアプリにおいて、テキストドキュメントやスクリーンショットなどから作成した「その他のパス」(カスタムパス) を、保存後に直接編集できる機能が展開され始めたことが報告されました。
これまでは、一度作成したパスの情報に誤りがあった場合、そのパスを削除して最初から作り直す必要がありました。しかし、今回のアップデートにより、新しく追加された「編集」ボタンから、いつでも情報を修正できるようになり、利便性が大きく向上します。
これまでは修正に削除と再追加が必要だった
Google ウォレットの「その他のパス」機能は、約 1 年前に導入され、様々なテキストドキュメントやスクリーンショットなどからデジタルパスを作成できる便利な機能として利用されてきました。
しかし、一度保存したパスの内容を後から編集する機能が提供されていなかったため、もしアプリが情報を誤って読み取ったり、古い書類から作成して情報が不正確だったりした場合、ユーザーはそのパスを一度削除し、再度スキャンや入力を行って作り直す必要がありました。
この方法は手間がかかるだけでなく、元の物理的なカードや書類を紛失してしまった場合には、修正自体が困難になるという課題がありました。
新しい「編集」ボタンで直接修正が可能に
今回新たに追加された「編集」ボタンにより、作成済みのパスが直接修正できるようになりました。この機能を使えば、アプリによる詳細の誤認識や、古かったり損傷したりした書類からの情報を、後から手軽に修正できます。

ただし、この機能は段階的に展開されているようで、記事執筆時点では筆者の Google ウォレットアプリで確認することはできませんでした。お使いのスマートフォンでまだ「編集」ボタンが表示されない場合、機能が提供されるまでしばらく待つ必要があるかもしれません。
まとめ
これまで「その他のパス」の情報を間違えてしまったときの修正は、正直なところ面倒でした。今回の「編集」機能の追加は、そうした小さなストレスを解消してくれる、歓迎すべき改善点になりました。地味ながらも、ユーザーの利便性を大きく向上させるアップデートです。