Google 傘下の Fitbit が提供する Android 向け Fitbit アプリの最新バージョンから、Fitbit デバイスが完全に充電されたときにスマートフォンへ通知を送信する機能が開発中であることがわかりました。
これは Android Authorityが実施したAPK分解によって明らかになったもので、この機能が実装されれば、ユーザーは充電状況を常に確認する手間から解放されることが期待できます。
Fitbit のフル充電を通知する新機能
今回発見されたのは、Fitbit デバイスが 100% まで充電されたことをAndroidスマートフォンに通知で知らせる機能です。
Android Authority が Fitbit アプリのバージョン 4.46.fitbit-mobile-110330687-770369387 を APK 分解したところ、以下の文字列が発見されました。
<string name="fullBattery_notification_description">Reminders when your device is fully charged</string>
<string name="fullBattery_notification_title">Full battery</string>
fullBattery_notification_title
(フルバッテリー通知のタイトル)やfullBattery_notification_description
(フルバッテリー通知の説明)といった記述から、この機能の存在が推測されます。
ただし、APK 分解で見つかった機能はあくまで開発中のものであり、必ずしも製品版のアプリに実装されるとは限りません。
この機能が追加されれば、Fitbit デバイスを充電器に置いた後、満充電になったかどうかをウェアラブル本体やアプリで何度も確認する必要がなくなります。スマートフォンに通知が届くため、充電完了をすぐに知ることができ、より便利になります。
このフル充電通知機能は、Android ユーザーから長年にわたって要望されてきたものです。iPhone ユーザーでは以前から同様の機能が利用可能で、Pixel Watch でも昨年充電完了通知が導入されていますが、Fitbit デバイスにはまだ導入されていません。
現在の Fitbit アプリには、バッテリー残量が少なくなった際に通知する「低バッテリー」通知機能がありますが、今回の「フル充電」通知はこれを補完するものとなります。
まとめ
今回発見されたフル充電通知機能が、いつ正式にリリースされるかはまだ不明です。
しかし、最近の Fitbit アプリが Pixel Watch アプリとデザインを統一するなど、Googleによるアップデートが続いていることから、近いうちに実装されることが期待されます。