Google、AI モードで過去の検索履歴に基づいたプロンプト提案を開始

当サイトは Google Adsense、Amazon アソシエイト等 アフィリエイト広告を利用して収益を得ています.
Google 検索アプリの検索ホーム画面

Google は、検索の「AI モード」において、ユーザーの過去の検索履歴に基づいた質問(プロンプト)の提案を開始しました。これは、AI モードでどのような質問が有効かをユーザーに知らせ、利用を促進するための取り組みと考えられます。

目次

ユーザーに合わせてパーソナライズされた提案

これまで AI モードでは、すべてのユーザーに対して同じ3つのプロンプトが提案されていました。例えば、「人気のジムやワークアウトクラスの体験オファーを見つけるのを手伝って」といった内容です。

しかし、今回の変更により、Google はユーザーの Google アクティビティに基づいてカスタマイズされたプロンプトを表示するようになりました。この新しい提案は、Google アプリや検索ウィジェットなどから「AI モード」のページにアクセスするたびに更新されます。

9to5Google の報告によると、最近の検索内容と関連性の高いプロンプトが表示されるとのことです。例えば、以下のような提案が確認されています。

  • Tell me about the making of Slow Horses (Slow Horses の制作について教えて): 最近、シーズン5の配信日について検索した履歴を反映。
  • Recommend a Lenovo laptop (Lenovo のラップトップをおすすめして): 直近の仕事関連の調査を反映。
  • Discuss Pixel Fold’s desktop mode (Pixel Fold のデスクトップモードについて議論して): 同様に、最近の検索履歴を反映。

この機能は、ユーザーが AI モードをより自然に試すきっかけとなり、以前よりも機能の使い方が分かりやすくなります。

まとめ

この新しいプロンプト提案機能は、現在以下の環境で確認されています。

  • Google アプリ ベータ版 (バージョン 16.24)
  • Android および iOS
  • AI モードの Search Lab が有効なアカウント
  • 米国ユーザー

今回の変更は、Google が AI 検索をユーザーにとって使いやすいものにしようとする継続的な取り組みの一環です。自分の興味に合わせたプロンプトが提案されることで、これまで AI モードを使ったことがなかったユーザーも、便利さに気づきやすくなると思われます。

とはいえ、現時点では一部の地域のユーザーにのみ展開されており、日本では AI モードを利用することはできません。今後のリリースに期待ですね。

出典: 9to5Google

この記事をシェア

著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

月間平均130万PVの当サイトを8年以上運営している 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

目次