Nothing Phone (3) に関しては、すでに公式からいくつかの情報が出ていますが、今回は Phone (3) のスペックに関する情報がリークされました。
Nothing は、このモデルに Snapdragon 8s Gen 4 を搭載し、最上位の Snapdragon 8 Elite は搭載しないことを明らかにしていますが、ディスプレイ、カメラ、充電速度などで大幅なアップグレードが期待できます。
Nothing Phone (3) のアップグレードされるポイント
今回のリークは、リーカーの Gadget Bits 氏が X に投稿した情報に基づいています。同氏は過去にも正確なリーク情報を提供しており、今回の情報も信頼性が高いと考えられますが、Nothing からの公式発表ではないため、あくまで参考としてご覧ください。

また、いくつかの情報は過去のリークや噂でも示唆されていた内容が含まれています。
ディスプレイ
Nothing Phone (3) は、6.7 インチ 1.5K LTPO 有機 EL ディスプレイを搭載するとされています。これは Nothing Phone (2) の 1080p ディスプレイからのアップグレードであり、Nothing Phone (3a) Pro のわずかに大きいものの低解像度なパネルと比較しても進化しています。
カメラ
リークによると、Nothing Phone (3) は 50MP のトリプルカメラ構成となり、メイン、超広角、そして 3 倍のペリスコープ望遠を搭載する可能性があります。
これは Phone (2) のデュアルカメラ構成から大きく改善することになり、Nothing Phone (3a) Pro の 50MP メインカメラとペリスコープカメラに近い構成となりますが、(3a) Pro のウルトラワイドカメラが 8MP であるのに対し、Phone (3) は 50MP となっています。また、フロントカメラも 50MP になり、Phone (2) の 32MP を上回る性能が期待されます。
バッテリーと充電速度
バッテリー容量は 5,150mAh に増量されると噂されており、駆動時間の向上が見込まれます。さらに 100W の有線充電に対応するとされ、これが事実であれば、Phone (2) の 45W や (3a) Pro の 50W から大幅な速度向上が実現します。
また、ワイヤレス充電とリバースワイヤレス充電は引き続きサポートされ、eSIM と NFC にも対応するとのことです。
ソフトウェア
Nothing Phone (3) は、Android 15 ベースの Nothing OS 3.5 を搭載して販売される予定です。Nothing はソフトウェアサポート期間を延長する計画があり、5 年間の Android アップデートと 7 年間のセキュリティアップデートを提供するとしています。これは Phone (2) のサポート期間を上回るもので、長期的な使用を考えているユーザーにとっては朗報です。
まとめ
Nothing Phone (3) は、最上位のチップセットを搭載しないものの、全体的にバランスの取れた一台となりそうです。ディスプレイ、カメラ、充電速度、ソフトウェアサポートのアップグレードにより、印象としてはかなり優れていると思われます。
なお、これまでの Nothing スマートフォンに特徴的だった Glyph Interface は、新しい Glyph Matrix システムに置き換えられる予定です。
Nothing Phone (3) は、Nothing 初のヘッドホン「Nothing Headphone (1)」とともに 2025 年 7 月 1 日に発表される予定です。