Samsung がまもなく発表すると噂されている次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold 7」のダミーユニットとされるハンズオン動画がリークされました。
先日も最新のレンダリング画像がリークされましたが、この動画では、Samsung が Galaxy Z Fold シリーズ史上最薄・最軽量を謳うデバイスのデザインを再確認できます。
現行モデルの Galaxy Z Fold 6 と並べた比較ではその差は一目瞭然で、Samsung が長年のデザインを大きく見直し、競合製品を意識したモデルとなっている可能性を示唆しています。
Z Fold 6 から大幅な薄型化を実現
韓国の YouTube チャンネル TheSinza が公開した動画では、Galaxy Z Fold 7 のダミーユニットが現行の Galaxy Z Fold 6 と横並びで比較されています。これにより、次期モデルがいかに薄くなるかが視覚的にわかります。


動画内での計測によると、Galaxy Z Fold 7 は折りたたんだ状態で 10mm を下回り、広げた状態ではわずか 4.5mm になるとされています。 これは、Samsung の折りたたみスマートフォン史上、最も薄いモデルになることを意味します。

この薄型化については、以前から噂されていましたが、今回のダミーユニットは、過去にリークされたレンダリング画像とも一致しており、実際の製品デザインがこれに近いものであるという信憑性を高めています。
カバーディスプレイは大型化、より標準的な形状へ
これまでのリークどおり、薄型化と同時に Galaxy Z Fold 7 はディスプレイサイズも変更される予定です。カバーディスプレイは、現行の Z Fold 6 (6.3インチ) よりも幅が広くなり、Galaxy S25 Ultra のような、より標準的なスマートフォンの形状に近づくと見られています。このディスプレイサイズは約 6.8 インチと想定されます。

これまで Samsung は Z Fold シリーズで縦に長い独自のアスペクト比を維持してきましたが、OnePlus や Google などの競合他社がより一般的な形状のカバーディスプレイを採用する中で、その流れに追随する形となりそうです。 これにより、カバーディスプレイでの文字入力やアプリの操作性が向上することが期待されます。
トレードオフと考えられるポイント
一方で、この薄型化にはいくつかのトレードオフが伴う可能性も指摘されています。ダミーユニットからは、背面のカメラモジュールがかなり大きく突起していることがわかります。 これにより、ケースを装着しない場合、机などに置いた際に不安定になる可能性があります。

また、本体側面にある音量ボタンと、指紋センサーを兼ねる電源ボタンもかなりスリムになっているように見えます。これが実際の操作性にどう影響するかは、実機に触れてみないと判断できませんが、ユーザーによっては気になる点かもしれません。
まとめ
今回リークされたダミーユニットの動画は、Galaxy Z Fold 7 におけるデザインの変更点を確認することができます。目に見えてわかる薄型化と、より標準的な形状となるカバーディスプレイは、多くのユーザーが長年待ち望んでいた変更点であり、折りたたみスマートフォンの携帯性や日常的な使い勝手を大きく向上させることが期待できます。
これまでの複数の噂では、イベントが 7 月 9 日頃にニューヨーク市で開催されることが示唆されており、発表まであと数週間となっています。
出典: 9to5Google