先日、一部画像がリークされていたロジクールの人気マウスシリーズの次期モデル「MX Master 4」ですが、今回は欧州連合知的財産庁(EUIPO)から、より詳細なデザインがわかる新たな角度の画像が複数公開されました。
これらの画像から、定評のある従来のデザインを踏襲しつつも、サイドボタンの追加やサムレスト(親指部分)の形状変更など、いくつかの具体的な改良点が明らかになっています。
主なデザインの変更点
リークされた画像から確認できる、前モデル「MX Master 3S」からの主な変更点は以下の通りです。
サイドに追加された 3 つ目のボタン
最も大きな変更点として、サイドに 3 つ目のボタンが追加されていることが挙げられます。従来モデルでは、この位置には 2 つのボタンが配置されていました。
この新しいボタンの機能はまだ不明ですが、最近のトレンドとなりつつある AI 関連の機能を呼び出すためのボタンになる可能性も考えられます。


サムレストと左右クリックボタンの形状変更
ユーザーの操作性に直接影響する部分にも、いくつかの調整が見られます。
- サムレスト: グリップ部分の素材やデザインが変更されているように見えます。また、サムレストの左隅には円形のドットが集まった部分があり、これが新たなボタンである可能性も指摘されていますが、その機能は不明です
- 左右クリックボタン: ボタンの横幅がマウスの端まで広げられており、より大きなクリックエリアを確保しているように見えます

LED インジケーターの位置変更
バッテリー残量や接続状況を示す LED インジケーターの位置も変更されました。従来はマウスの側面にありましたが、MX Master 4 ではスクロールホイールとモード切替ボタンの下部に移動しています。これにより、ユーザーはマウス操作中に視線を大きく動かすことなく、ステータスを確認しやすくなる可能性があります。
全体的には順当な変更か。材質改善に期待
これらのデザイン変更から、ロジクールの MX Master 4 は前モデルからの大幅な刷新というよりは、使いやすさを向上させるための堅実なアップデート(マイナーアップデート)となる可能性が高いです。
現行モデルの MX Master 3S に関しては、一部のユーザーから「価格の割に素材が安っぽい」といった品質面での不満の声も聞かれました。筆者も愛用していますが、とくに手のひらが当たる部分などはそう感じることもあります。
次期モデルである MX Master 4 では、こうした点が改善され、より堅牢な作りになっていることが期待されます。
スペックに関する具体的な情報はありませんが、バッテリー寿命の向上や、より高精度の DPI、スイッチの改良といった内部的なアップグレードも考えられます。
ちなみに、以前展示会でロジクールの担当者に聞いたところ、MX シリーズは毎回のリリースでいくつかの調整は行うが、基本的なデザインを大きく変えることは今のところ考えていないと言っていました。
まとめ
今回リークされた画像により、Logitech MX Master 4 の姿が少しずつ明らかになってきました。定評のあるエルゴノミックデザインを維持しつつ、追加ボタンや形状の微調整によって、操作性の向上がさらに図られているようです。
MX Master 4 がいつリリースされるかはまだ分かりませんが、新しいモデルが登場することでより便利に使うことができそうなので、リリースに期待です。
出典: NotebookCheck, EUIPO