Android 16 QPR1 Beta 2 のユーザー向けに、Google は Pixel Launcher の検索バーのデザイン変更と、Gemini の新しい起動アニメーションの展開を開始しました。これらの変更は、より統一感のあるデザインと AI 機能へのアクセス向上を目的としているようです。
Pixel Launcher 検索バーのデザイン変更
Pixel Launcher の下部に表示される検索バーが、Google アプリの検索ウィジェットや「かこって検索 (Circle to Search)」と同様のデザインに刷新されました。
従来のデザインでは、左から順に「G」のロゴ、検索フィールド、音声検索マイク、Google レンズのショートカットが配置されていました。

新しいデザインでは、これらの要素が縮小されて左側に寄せられ、全体がピルケース型のコンテナに収められています。これにより生まれた右側のスペースには、円形の「AI モード」ボタンが新たに配置されました。
「テーマアイコン」を有効にしている場合、検索バーのアイコンは Google カラーではなく、壁紙に合わせたダイナミックカラーで表示されます。現在のベータ版では、このショートカットの変更や削除、色のカスタマイズはできません。
なお、この新しいデザインは AI モードが利用可能な米国ユーザー向けに展開されており、それ以外の地域のユーザーには引き続き従来の検索バーが表示されています。今後、日本を含む米国外のユーザーに対しても、新しいコンテナ形式のデザインに更新される可能性があります。
Gemini の新しい起動アニメーション
電源ボタンを長押しして Gemini を起動する際の新しいアニメーションも、より広い範囲のユーザーに展開されています。
新しいアニメーションでは、電源ボタンを長押しすると、まず画面の四方から黒い枠が表示されて画面全体がわずかに縮小します。その後、Gemini のオーバーレイが下からスライドアップすると同時に、画面が元のフルサイズに戻ります。
また、この変更に伴い、長押しした際の振動フィードバックも復活しました。
まとめ
これらの「Pixel Launcher 検索バー」と「Gemini 起動アニメーション」の変更は、サーバー側のアップデートを通じて、Android 16 QPR1 Beta 2 を利用している一部のユーザーに順次展開されています。そのため、対象のバージョンを利用していても、すぐに変更が適用されない場合があります。
ただし、Pixel Launcher の検索バーについては米国外ではリリースされていませんので、AI モードを含めて米国外へのリリースに期待です。
出典: 9to5Google