Samsung が現在開発に取り組んでおり、次期 Galaxy Z Flip 7 に搭載されると言われているプロセッサ「Exynos 2500」について、衛星通信サービスプロバイダーの Skylo 社がプレスリリースを通じて、この未発表チップの存在と衛星通信機能をサポートすることを公式に認めました。
Skylo による Exynos 2500 の発表
Skylo は、Google の Pixel 9 シリーズや Galaxy S25 シリーズにも衛星通信技術を提供する企業です。同社の発表によると、「Exynos 2500」は 3GPP NTN (非地上系ネットワーク) 標準に準拠した衛星通信機能をサポートするとのことです。
Skylo 社はプレスリリースの中で次のように述べています。
「本日、我々は Exynos 2500 モバイルプロセッサの認証を発表できることを嬉しく思います。これにより、より良いエネルギー効率と高いパフォーマンスが提供されます。」
また、Samsung Electronics のモデム開発チーム担当副社長である Hui Won Je 氏も、この発表にコメントを寄せています。
「Skylo との提携は、どこでも通信を可能にする 3GPP NTN 標準に基づいて構築されています。Samsung Exynos Modem 5400 と Exynos 2500 モバイルプロセッサでの協力を通じて、世界中の主流デバイスは、携帯電話ネットワークが利用できない場所でも衛星に接続するための基盤技術を持つことになり、ユビキタス接続の新時代を切り開きます。」
この発表により、「Exynos 2500」が衛星通信機能を搭載し、電力効率と性能が向上していることが正式に確認されたことになります。
初搭載は Galaxy Z Flip 7 が有力か
「Exynos 2500」が最初に搭載されるデバイスは、Galaxy S シリーズではなく、次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Flip 7」になる可能性が濃厚です。
これまでの噂では、「Galaxy Z Flip 7」は米国市場を含むすべての地域で「Exynos 2500」を搭載すると言われています。もし実現すれば、Samsung がフラッグシップ Exynos チップを折りたたみスマートフォンで初めて導入することになります。
まとめ
衛星通信機能は、携帯電話の電波が届かない山間部や海上などで、人工衛星を介して緊急 SOS などのメッセージを送受信できる技術です。Apple の iPhone シリーズや Google Pixel 9 シリーズ、Samsung も Galaxy S25 シリーズで既に導入しており、今後のスマートフォンにおける標準的な機能の一つとなる可能性があります。
「Exynos 2500」がこの機能をサポートすることで、Samsung 製デバイスの利便性と安全性がさらに向上することが期待されます。