Google Play ストア、「1クリックで購入」から「スライドして購入」への変更が広く展開

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Google Play ストアのアプリ詳細ページのアプリアイコンの写真

今年 4 月にも一部のユーザーで確認されていましたが、Google Play ストアでアプリや映画、書籍などを購入する際の最終確認方法が、従来の「1クリックで購入」または「購入」ボタンから、新しく「スライドして購入」ジェスチャーへの変更が広く展開され始めたようです。

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支払い方法が「スライドして購入」へ

これまで Google Play ストアの支払い画面では、画面下部に青い「1クリックで購入」ボタンが表示されていました。今回の変更により、このボタンが、少し高さのあるピル(錠剤)型の「スライドして購入」 UI に置き換えられました。

新旧の購入ボタン(画像元: 9to5Google)

この新しい UI のハンドル部分には、スライド方向を示す2つの矢印が表示されています。また、ユーザーが操作に迷わないよう、初回表示時にはスライドを促すアニメーションと、軽く弾むようなエフェクトが追加されています。

意図しない購入を防ぐための変更

Google によると、今回の変更は「意図しない購入を防ぐため」と説明されています。

これまでの購入プロセスも、画面の異なる場所に表示されるボタンを2回タップする必要がありましたが、今回の変更で「タップとスライド」という、より意図的な操作が求められるようになりました。

これにより、例えば子供が誤ってタップしてしまったり、急いでいるときに間違えて購入ボタンに触れてしまったりするような、偶発的な購入のリスクを減らすことができます。最終的にひと手間が追加されたものの、間違った購入は減ることが期待されます。

まとめ

この「スライドして購入」機能は、Google Play ストアのバージョン 46.5.19-31 以降で広く展開されています。

この変更は、Android アプリ、書籍、映画、テレビ番組の購入など、Google Play の支払いシステムを利用するすべての場面で適用され、Google TV アプリ内での購入時にも同様の UI が表示されます。

ただし、記事執筆時点(2025 年 6 月 17 日)では、筆者の Google Play ストア において変更を確認することはできませんでした。

今回のアップデートにより、Google Play ストアで「うっかり購入してしまった」という事態を未然に防ぎやすくなることが期待されます。

出典: 9to5Google

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

月間平均130万PVの当サイトを8年以上運営している 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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