Android 16、3ボタンナビゲーションでも「予測型戻るアニメーション」に対応。誤操作を防止へ

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Android 16 で導入された 3 ボタンナビゲーションの"予測型「戻る」アニメーション"の画面

Google は Android 16 安定版のアップデートで、従来の「3 ボタンナビゲーション」に「予測型戻るアニメーション」を導入しました。

この機能は、これまでジェスチャーナビゲーション限定でしたが、今年 1 月に Android 16 DP 2 で 3 ボタンナビゲーションにも拡張される可能性が示唆されていました。

目次

3 ボタンナビゲーションでの予測型戻るアニメーションの仕組み

Android 16 を搭載したデバイスで3ボタンナビゲーションを使用している場合、戻るボタンを長押しすることで、一つ前の画面がどのような画面であるかをプレビューで確認できるようになります。

この機能により、ユーザーは意図せずアプリを終了してホーム画面に戻ってしまう、といったありがちな誤操作を防ぐことができます。どこに戻るのかを事前に把握できるため、よりスムーズで直感的な操作が可能になります。

この機能は、Android 13 で開発者向けオプションとして初めて導入され、Android 15 でジェスチャーナビゲーション向けにデフォルトで有効化されていました。そして今回、Android 16 でついに 3 ボタンナビゲーションでもサポートされることになりました。

アプリ開発への影響

Google によると、Android 16 をターゲットとするアプリでは、「予測型戻るアニメーション」がデフォルトで有効になります。これには、ホーム画面に戻る、タスク間を移動する、アクティビティ間を移動する際のシステムアニメーションが含まれます。

アプリ開発者向けには、ジェスチャーナビゲーションでこのシステムアニメーションを有効にするための新しい API も導入されるとのことです。

まとめ

今回のアップデートは、今でも根強い人気のある 3 ボタンナビゲーションを愛用しているユーザーにとって、便利な機能改善となりました。ジェスチャーナビゲーションへの移行が進む中でも、従来からの操作方法の利便性を向上させたことは、多くのユーザーに歓迎されそうです。

出典: Android Authority

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

月間平均130万PVの当サイトを8年以上運営している 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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