Google は 2025 年 6 月の Pixel Drop により、Google のキーボードアプリ「Gboard」にカスタムステッカーを生成する新機能を追加したことを発表しました。
これにより、Pixel 9 以降のデバイスでは、これまでのように「Pixel スタジオ」アプリを開くことなく、Gboard 上で直接カスタムステッカーを生成できるようになります。
Gboard 内で直接生成
これまでカスタムステッカーを作成するには、一度 Pixel スタジオアプリを起動し、そこで作成したものを Gboard のステッカー選択画面から呼び出す必要がありました。
しかし、今回のアップデートではこのプロセスが簡略化され、Gboard 内でステッカーの生成から送信までが完結するようになりました。これにより、ユーザーはメッセージのやり取りを中断することなく、よりシームレスにオリジナルのステッカーを作成・共有できるようになります。
この機能は、以前 Gboard のベータ版から見つかっていたコードによって示唆されていましたが、予想よりも早く正式にリリースされる形となりました。

新機能の使い方
新しいカスタムステッカーの作成方法は非常にシンプルです。まずは Google メッセージなどでテキスト入力フィールドに移動して、Gboard のショートカットから 絵文字や GIF、ステッカーを挿入する画面を開きます。
このなかに新しい「カスタムステッカー」の項目が追加されており、ここから [AI を使用して作成] と [画像から作成] の 2 つの方法でカスタムステッカーを作成することができます。
- AI を使用して作成(テキストプロンプト): テキストで作りたいステッカーの内容を入力し、感情を選択するだけで、AI がユニークなステッカーを生成してくれます
- 画像から作成(写真ライブラリ):自身の写真ライブラリ(またはアルバム)にある写真を使ってステッカーを作成することも可能です。写真を選択すると、AI が自動で背景を切り抜き、被写体だけをステッカーとして利用できるように加工してくれます。
なお、この機能は日本語でも利用することができ、以下は実際に筆者の Google Pixel 9 Pro で有効になっていたので、その画面のスクリーンショットです。


このカスタムステッカー生成機能は、Pixel 9 シリーズ以降のデバイスで利用可能になる予定です。現時点では、それ以前の Pixel デバイスで利用できるようになるかについての情報はありません。
まとめ
今回の Gboard のアップデートにより、アプリを切り替える手間なく、簡単にカスタムステッカーを作成できるようになりました。手軽に使うことができるため、Pixel 9 シリーズ以降のデバイスを使用中のユーザーはぜひ試してみてください。
出典: Google