Google は Pixel 10 シリーズで、ユーザーから最も要望の多かった機能の 1 つである Qi 2.2 規格対応の磁気充電機能を搭載する可能性が報告されました。
この情報は Android Authority によるもので、「Pixelsnap」という名称で Pixel 10 シリーズ向けのアクセサリーの開発に取り組まれており、さらに小売業者向けのマーケティング資料から、「Pixelsnap Charger」、「Pixelsnap Charger with Stand」、「Pixelsnap Ring Stand」という 3 つのアクセサリーが計画されていることも示されています。
2025 年 6 月 13 日 : さらなる新情報により、Pixel 10 シリーズも Pixel 9 シリーズと同様に、Qi2 には対応するもののケースが必要になる可能性が高いことが報告されました。詳しくは こちらの記事 をご覧ください。
Pixel Snap アクセサリーと Hub Mode の連携
現時点では「Pixelsnap Charger」、「Pixelsnap Charger with Stand」、「Pixelsnap Ring Stand」の 3 つのアクセサリーに関する具体的な仕様はまだ不明です。しかし、その名称から「Pixelsnap Charger」は Apple の MagSafe 充電器のような標準的な充電器であると推測されます。「Pixelsnap Ring Stand」はスマートフォンを立てるためのアクセサリー、そして「Pixelsnap Charger with Stand」はその両方を兼ね備えた製品となる可能性があります。
特に注目すべきは、「Pixelsnap Charger with Stand」と、Google が現在開発中の「Hub Mode」との連携です。これにより、Pixel デバイスは充電中に小型のスマートディスプレイとして機能し、Apple の「スタンバイ」モードを搭載した iPhone と同じような使い方ができると思われます。
Qi 2.2 と 60W 充電の可能性
さらに、今回の報告では貿易関連のデータベースから新しいワイヤレス充電器「STN4」を発見したとしています。この充電器は、Qi 2.2 規格と MPP(Magnetic Power Profile)を搭載する予定であることが直接的に記載されているようです。
また、この充電器は「Rock Candy」(おそらくブラック系)と「Mist」(おそらくオフホワイト系、Pixel 9 Pro Fold の Porcelain のコードネーム)の 2 色で展開される予定です。
Pixelsnap プロジェクトが Google 内部で Pixel 10 に関連付けられていること、そして Pixel 10 が「ConvenientPower CPS4041」コントローラーチップを介して Qi 2.2 に対応することも確認できたとのことです。このチップは最大 60W の充電をサポートしていますが、Google が最終的な充電電力を制限する可能性もあります。
ただし、Pixel 本体にマグネットがあるかは不明
冒頭にも更新情報として追記していますが、現時点では Pixel 10 シリーズが Qi2 規格ワイヤレス充電に対応する可能性はかなり高いものの、本体にマグネットが内蔵されているかははっきりとしていません。
そのため、Pixel 9 シリーズのように本体にはマグネットは内蔵されず、ケースを使用する必要がある可能性も十分に考えられます。
まとめ
もしこの情報が事実であれば、Pixelsnap は Pixel 10 の目玉機能の 1 つになります。もし Qi2 規格と MPP が採用されれば、Pixel 10 シリーズは現行 Pixel 9 シリーズのコンセプトを引き継ぎつつ、使いやすさがさらに向上したバランス重視のスマートフォンとなることが期待されます。
これまでの情報によれば、Pixel 10 シリーズは今年の 8 月に発表される予定です。