Android 版 Chrome の Material 3 Expressive デザインが Canary で確認

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Google Pixel 8 Pro と Google Chrome のロゴ

Google は Gmail や Google メッセージなど、主要なアプリのデザインを Android の新しいデザイン言語「Material 3 Expressive」へと更新を進めています。この流れのなかで、ついに Android 版 Chrome ブラウザの Canary チャンネルにおいて、Material 3 Expressive に基づいたデザインの刷新が確認されました。

この変更は Reddit ユーザー Leopeva64-2 氏によって発見されたもので、UI (ユーザーインターフェース) がよりカラフルになっていることが特長です。

目次

主な変更点

現在 Canary チャンネルでテストされている主なデザイン変更は以下の通りです。

オーバーフローメニューの更新

画面右上の 3 点リーダーから開くオーバーフローメニューがわずかに更新されました。背景がより明るくなり、上部に表示されるアイコンが円形のボタンに見えるようになっています。

新しくなった Chrome のオーバーフローメニューと以前のメニュー
新しくなった Chrome のオーバーフローメニューと以前のメニュー

よりカラフルになったタブグループ

タブグループの UI が大幅にカラフルになりました。これまでの安定版では、選択した色がタブグループカードの横に点で表示されるだけでしたが、新しい UI ではカード全体に色が適用されます。

また、色の選択ツールも更新され、Material 3 Expressive のデザインに沿ったピル型のチップに変更されています。

新しいタブグループのデザインとカラーピッカー

新しいアニメーションとタブのアーカイブ機能

UI の変更に加え、新しいアニメーションも追加されています。リンクを新しいタブで開くと、タブスイッチャーボタンに弾むようなアニメーションが表示されるようになりました。

さらに、デザインの刷新と合わせて、以前別の記事で紹介しているタブをドラッグ&ドロップで「アクティブでないタブ」セクションに移動させてアーカイブできる新機能も導入されています。

まとめ

これらの変更は現在、開発者やテスター向けの Canary チャンネルでのみ利用可能です。通常、Canary でのテストが完了すると、次にベータチャンネル、そして最終的にすべてのユーザーが利用する安定版チャンネルへと展開されます。

順調に進めば、今後数週間以内に安定版でもこの新しいデザインが利用できるようになる可能性があります。

Google による Material 3 Expressive デザインの導入は着実に進行しており、今回の Chrome の変更もその大きな流れの一環と言えます。ユーザーにとっては、より使いやすい UI になることが期待されます。

出典: Android Authority, Reddit

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

月間平均130万PVの当サイトを8年以上運営している 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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