先週、中国市場向けに発表された REDMAGIC の新型ゲーミングスマートフォン REDMAGIC 10S Pro がグローバルでも 2025 年 6 月 5 日(現地時間)に正式発表されました。
米国における販売価格は 649 ドル(約 9.3 万円)からとなっていて、手頃な価格ながらハイエンドなゲーミングスマートフォンに仕上がっています。
REDMAGIC 10S Pro の主な特長と仕様
REDMAGIC 10S Pro は、最大 144Hz リフレッシュレートと最大 960Hz タッチサンプリングレート、最大ピーク輝度 2,000 nits を備えた 6.85 インチ 1.5K 解像度ディスプレイを搭載しており、フロントカメラが画面下に内蔵されてノッチなどがないフルディスプレイとなっています。
チップセットには Snapdragon 8 Elite Leading Version が搭載され、LPDDR5T RAM と UFS 4.1 ストレージを組み合わせたハイエンドな仕様となります。また、12GB / 16GB / 24GB の RAM と、256GB / 512GB /1TB ストレージのオプションが用意されています。
なお、ゲーミングスマートフォンとして冷却設計も施されており、「Hot Wheels」システムと呼ばれるデバイス内蔵の物理冷却ファンが搭載され、大型ベイバーチャンバーなども備えられています。

リアカメラは 50MP メインカメラ(OV50E40)と 50MP (OV50D40) 超広角カメラ、2MP マクロカメラの 3 眼仕様、16MP フロントカメラを搭載します。
なお、グローバルモデルのバッテリーは 80W 有線充電と 7,040mAh が搭載されます。中国市場では 120W 有線充電と 7,500mAh バッテリーが搭載されている 10S Pro+ がありましたが、これはは展開されないようです。
このほか、3.5mm オーディオジャック、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、NFC、ディスプレイ内蔵指紋センサ、赤外線センサー、520Hz ショルダートリガーなどが搭載されています。
スペックシート
OS | REDMAGIC OS 10.5 based Android 15 |
---|---|
ディスプレイ | 6.853インチ AMOLED 2,688 × 1,216 最大 144Hz リフレッシュレート 最大 960Hz タッチサンプリングレート 最大輝度 2,00nits Gorilla Glass |
CPU | Snapdragon 8 Elite Leading version |
RAM | 12GB / 16GB / 24GB * LPDDR5T |
内部ストレージ | 256GB / 512GB / 1TB * UFS 4.1 |
外部ストレージ | – |
リアカメラ | 50MP メイン 50MP 超広角 2MP マクロ |
フロントカメラ | 16MP |
バッテリー | * 7,050mAh / 80W 有線充電 * 7,500mAh / 120W 有線充電 |
ネットワーク | 5G/4G-LTE Wi-Fi 7 Bluetooth 5.4 NFC |
ポート | USB-C 3.5mm オーディオジャック |
その他 | 画面内指紋センサ 520Hz ショルダートリガーボタン 物理冷却ファンシステム |
サイズ | 163.42×76.14×8.9mm |
重さ | 229g |
価格とリリース時期
REDMAGIC 10S Pro は、2025 年 6 月 17 日からグローバルで先行予約販売を開始し、18 日から一般販売が開始されます。価格は次のとおりです。
- 12GB RAM / 256GB : 699 ドル(約 9.3 万円)
- 16GB RAM / 512GB : 848 ドル(約 12.2 万円)
- 24GB RAM / 1TB : 999 ドル(約 14.4 万円)
まとめ
REDMAGIC 10S Pro は、手頃な価格ながらバランスの良いハイエンドなゲーミングスマートフォンとなります。日常的にスマートフォンでゲームをプレイする機会があれば、良い選択肢になることが期待できます。
記事執筆時点では、REDMAGIC 10S Pro シリーズの日本投入は明らかにされていません。しかし、過去にスマートフォンやタブレットが積極的に展開されているため、新しい REDMAGIC 10S Pro シリーズの投入も期待されます。