2025 年 6 月 3 日(米国時間)、Amazfit は、アスリートのスマートなトレーニングと効率的なリカバリーを支援するために設計された限定版スマートストラップ「Amazfit Helio Strap HYROX Edition」を発表しました。このストラップは、特に HYROX のトップアスリートの厳格な要求に応えることを目指して開発されています。なお、現時点では日本での販売に関する発表はありません。
Helio Strap HYROX Edition の特長と仕様
「Amazfit Helio Strap HYROX Edition」は、トップレベルのパフォーマンスを追求するアスリートに向けて、精密なデータ計測と実用的なフィードバックを提供するために設計されたデバイスです。
このストラップは、スマートウォッチがオフの状態であっても、心拍数、エネルギーレベル、ストレス、睡眠といった重要な生体データを 24 時間継続的に追跡します。これにより、アスリートは自身の身体の状態を常に把握し、トレーニングやリカバリー計画に役立てることができます。スマートウォッチの Amazfit T-Rex 3 やスマートリングの Helio Ring、Zepp アプリと連携することで、より詳細な分析と包括的な健康管理が可能になります。
HYROX競技に最適化された専用モード
HYROX の競技特性を考慮し、「Helio Strap HYROX Edition」には専用の HYROX レースモードと PFT (Physical Fitness Test) モードが搭載されています。これにより、レース中や体力測定時のパフォーマンスをより正確に記録・分析できます。さらに、筋力トレーニングの自動追跡機能も備えており、レップ数、セット数、休憩時間を自動で記録。トレーニング量の管理と効果測定をサポートします。
BioCharge によるエネルギーレベルの可視化
新機能「BioCharge」は、身体のエネルギーレベルをリアルタイムでモニタリングし、回復度合いや消耗度を可視化します。これにより、アスリートはトレーニング強度を調整したり、リカバリーに集中すべきタイミングを科学的に判断したりすることが可能になります。負荷の適切な管理、オーバートレーニングの予防、そして競技に向けたピーキング調整に貢献します。
実用性を追求したデザインとバッテリー性能
「Helio Strap HYROX Edition」は、アスリートのパフォーマンスを妨げないよう、軽量かつ通気性の高い素材を採用しています。これにより、長時間の激しいトレーニングや睡眠中も快適な装着感を維持します。バッテリーは最大 10 日間の連続使用が可能で、頻繁な充電の手間を軽減し、アスリートの要求の厳しいスケジュールに対応します。
高度なスポーツ分析機能
27 種類のスポーツモードに対応しており、様々なアクティビティの記録が可能です。さらに、VO₂ max の推定やトレーニング負荷の分析といった高度な機能も搭載しており、アスリートが自身のフィットネスレベルを客観的に評価し、トレーニング効果を最大化するための洞察を提供します。
Zepp アプリによる統合データ管理と外部連携
収集された全てのデータは、Zepp アプリを通じて一元的に管理されます。アプリ内では、栄養摂取状況、睡眠の質、ストレスレベル、そしてワークアウトのパフォーマンスなどを詳細に確認・分析できます。また、Strava、TrainingPeaks、adidas Running といった主要なフィットネスプラットフォームとのデータ同期も可能で、既存のトレーニング環境にスムーズに統合できます。
まとめ
「Amazfit Helio Strap HYROX Edition」は、単に活動量を記録するだけでなく、アスリートがより賢明なトレーニング判断を下し、リカバリーを最適化することで、パフォーマンスの限界を押し上げることを支援するデバイスです。つまるところ、プロ向けのウェアラブルデバイスとなります。
記事執筆時点では、「Amazfit Helio Strap HYROX Edition」の販売時期と価格については明らかになっておらず、HYROX Edition ではない通常の Amazfit Helio Strap のリリースについても現状では不明です。
また、冒頭でお伝えしているように、海外でのアナウンスのみとなっているため、日本市場でリリースされるかについてもまだ分かりません。今後、詳細が明らかになると思われます。
出典: Amazfit