先日リリースされた Android 16 QPR1 Beta 1 では、物理ベースのアニメーション、アップグレードされたアプリコンポーネント、新しいテーマなど、いくつかの大きな変更点が導入されています。
その中でも視覚的な変化として、システム全体に適用される新しい背景ぼかし効果が追加されました。しかし、一部のユーザーからこのぼかし効果が常に機能するわけではないとの報告が上がっています。この現象の原因が明らかになりました。
背景ぼかし効果が無効になる原因
Android 16 の新機能の一つである背景ぼかし効果は、最近の画面、クイック設定パネル、アプリドロワー、キーガード(ロック画面)などで背景にぼかし表現を加えるものです。これにより、Android 15 よりも表現力豊かなインターフェースを実現しています。
Android Authority の報告によると、この背景ぼかし効果は GPU を使用して描画されるため、バッテリー消費量に影響を与えます。そのため、バッテリーセーバーモードが有効になっていると、この背景ぼかし効果は自動的にオフになる仕様となっています。


背景ぼかし効果を元に戻すには
Android 16 QPR1 Beta 1 で背景ぼかし効果が機能していない場合、まずバッテリーセーバーモードが有効になっていないか確認してください。もし有効になっている場合は、バッテリーセーバーモードをオフにすることで、背景ぼかし効果が再び表示されるようになります。
この背景ぼかし効果はモダンな印象を与えますが、バッテリー消費を考慮すると、特にバッテリー残量が心許ない状況ではオフにしておくのが無難です。
まとめ
Android 16 QPR1 Beta 1 における背景ぼかし効果のオン・オフは、バッテリーセーバーモードの設定に依存していることが分かりました。これは不具合ではなく、電力消費を抑えるための意図された動作であると考えられます。
もし、背景ぼかし効果がオフになってしまった場合は、バッテリーセーバーモードの設定を確認してみてください。