Google は Android 16 QPR1 Beta 1 で、今年導入を予定している新しい Material 3 Expressive デザインを広く展開しています。すでにいくつかの Google アプリが新デザインに切り替わるなか、新たに「Google 電話」アプリも Material 3 Expressive デザインに更新される可能性が示唆されました。
この情報は、Android Authority が Pixel 向けの Google 電話アプリ バージョン 177.0.763181107-publicbeta-pixel2024 の APK 分解によって発見したものです。
着信と通話画面の Material 3 Expressive 化
今回の情報によると、Google 電話アプリのデザイン変更は、主に着信画面と通話中の画面に Material 3 Expressive が適用されるようです。以下は、Android Authority が有効化に成功した実際の通話画面のスクリーンショットです。

新しい UI は、連絡先名や発信者の写真がより大きく表示されるのが特徴です。また、従来のシンプルな円形ボタンの多くが、押すと形状が変化する、より大きな楕円形のボタンに置き換えられています。ただし、応答ボタンのアイコン自体は円形のまま維持される一方で、通話終了ボタンはより大きく、ピル型(錠剤型)に変更されています。
この他にも、いくつかの細かい変更とアニメーションの追加があるようです。
- 着信画面の「〜からの着信」というテキストの省略
- 応答後に電話番号が表示される仕様への変更
- 「その他」メニューの Material 3 Expressive スタイルへの刷新
さらに、着信時には発信者のプロフィール写真にちょっとしたアニメーションが追加されるとのことです。
まとめ
Google 電話アプリの今回の変更は、Google One、Google Meet、Google TV といった他の Google 製アプリで見つかっている同様の Material 3 Expressive デザインへの移行の動きに続くものです。今後数ヶ月のうちに、さらに多くの Google アプリで同様のデザイン変更が行われることが予想されます。
なお、これらの刷新されたアプリのデザインは、必ずしも Android 16 を必要とするわけではなく、それ以前の Android バージョンでも利用可能になる可能性があります。これにより、多くのユーザーが新しいデザインで使うことができるようになるかもしれません。
Google は Material 3 Expressive の正式導入を今年の後半に予定しており、現在ベータ版として実行している Android 16 QPR1 (四半期ごとのプラットフォームリリース) で利用可能になる見込みです。
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