Google は、YouTube ショート動画の視聴中に Google レンズを使用して、動画内に表示されているものの情報を検索できる新機能を発表しました。この機能はベータ版として、Android および iOS アプリで今週中にすべてのユーザーに向けて順次提供が開始される予定です。
Google レンズ連携でできること
YouTube でショート動画を視聴している際に、画面上部のメニューから「レンズ」を選択すると、動画が一時停止し、Google レンズが起動します。これにより、ユーザーは動画内で気になった対象物について、タップしたり丸で囲んだりするだけで、関連情報を手軽に検索できます。
例えば、動画に映っているランドマークの名称や歴史、あるいは気になる商品の詳細などをその場で調べることが可能になります。さらに、Google レンズの機能として翻訳ボタンも利用でき、動画内のキャプションなどを翻訳して表示させることもできます。
Google によると、この機能は YouTube ショッピングのアフィリエイトリンクや有料の製品プロモーションが含まれていない動画で利用できるとのことです。また、ベータ期間中は Google レンズの検索結果に広告は表示されません。
YouTube ショート動画で Google レンズを使う方法
Google の YouTube ヘルプページによると、YouTube ショート動画で Google レンズを使用する手順は以下の通りです。
- YouTube アプリを開きます。
- 画面下部の ショート をタップします。
- ショート動画の画面をタップして一時停止します。
- 上部メニューの レンズ を選択します。
- 画面上の検索したいものを描画、ハイライト、またはタップしてレンズで検索します。
- 動画内のキャプションを翻訳する場合は、画面右下に表示される 翻訳 をタップすることもできます。
- 検索結果ページを閉じるには、画面左上の「✕」をタップするか、結果パネルの上部を下にスワイプします。
YouTube は、この新機能について Creator Insider チャンネルの動画でも詳しく解説しています。
まとめ
YouTube ショートへの Google レンズの統合は、ユーザーが動画内で気になったモノや場所について、わざわざ別のアプリを起動したり、キーワードを入力したりする手間なく、検索できる便利な機能となりそうです。
ただ、Pixel デバイスや Android デバイスの場合、動画視聴中に「かこって検索」することでも同じことはできるので、どう使い分けるかがポイントになりそうです。今後の正式リリースやさらなる機能拡充に期待したいですね。