Google は 2025 年 5 月 29 日、Chromebook などの ChromeOS および ChromeOS Flex の安定版 (Stable Channel) を利用しているデバイス向けに、ChromeOS 136 の 2 回目のマイナーアップデートの配信を開始しました。
今回のアップデートにより、Chrome ブラウザのバージョンは 136.0.7103.142 から 136.0.7103.150 (プラットフォーム: 16238.62.0) へと更新されます。
記事執筆時点(2025 年 5 月 29 日)では、まだ Google からのリリースノートは公開されておらず、詳細な内容については不明です。cros.tech でアップデートの展開状況を確認したところ、サポート対象となるほとんどの Chromebook 等が更新されています。
2025 年 5 月 30 日 : リリースノートが公開されましたが、詳細については記載されていませんでした。
今回のアップデートと既知の問題について
現状ではリリースノートが公開されていませんが、ChromeOS のマイナーアップデートは、主にセキュリティ修正や細かなバグ修正が中心となることが多く、新機能の追加は稀です。
アップデート後に気付いた点としては、ChromeOS 135 で元のデザインに戻されていた「角丸デザインのウィンドウ」が復活したようです。ただ、.142 でも気づけば角丸になっているため、今回のアップデートが直接の要因かは不明です。
なお、ChromeOS 136 では段階的に「Quick Share の機能強化」が展開されているため、今回のアップデートで利用可能になっているユーザーもいるかもしれません。この機能はフラグを有効にすることで早期に試すことができるため、もしまだ反映されておらず、興味のある方は こちらの記事 をご覧ください。
一方、バグ情報について、IssueTracker などで確認してみましたが ChromeOS 136 のアップデートによる大きな影響を与える問題は報告されていません。
まとめ
今回はリリースノートの公開を確認できていませんが、Chrome 136 と同様のバグ修正やセキュリティの改善が含まれていると考えられます。
現時点では、アップデート後に新たな大きな問題も報告されていないことから、適用することをおすすめします。
なお、デスクトップ、Android、iOS 向けの Chrome ブラウザは Chrome 137 へのアップデートがすでに展開されています。
ChromeOS 安定版の次期メジャーアップデート ChromeOS 137 は、2025 年 6 月 10 日にリリースされる予定です。