Nubia はゲーミングブランド REDMAGIC の新型スマートフォン「REDMAGIC 10S Pro」シリーズを5月26日に中国で発表することを明らかにしました。
すでに多くのハイエンドデバイスで搭載されている Snapdragon 8 Elite チップですが、今回の新しいゲーミングスマートフォンも、通常版をオーバークロックした Snapdragon 8 Elite Leading Version を搭載している点が特長となる見込みでです
発表に先立ち、最上位モデルと思われる REDMAGIC 10S Pro+ が、AnTuTu ベンチマークのデータベースに 3,157,833 点という驚異的なスコアで登場しました。同時に、Nubia ブランドはいくつかの詳細情報を公開しています。
REDMAGIC10S Pro+ が AnTuTu ベンチマークに登場
AnTuTu が Weibo に投稿した情報によると、データベースに登場したモデル番号 NX789S_V2A の Nubia 製スマートフォンが、近日発表される REDMAGIC 10S Pro+ であるとのことです。上記の AnTuTu スコアの内訳は、CPU テストが 751,409 点、GPU テストが 1,284,404 点、メモリテストが 591,635 点、UX テストが 530,385 点となっています。

この AnTuTu のリストから、REDMAGIC 10S Pro+ が 4.47GHz で動作する Snapdragon 8 Elite Leading Version (画像では OC : オーバークロックと表記) を搭載していることが確認できます。
さらに、24GB の LPDDR5X RAM と 1TB の UFS 4.0 ストレージを組み合わせ、144Hz のリフレッシュレートに対応したディスプレイと Android 15 を搭載していることも明らかになりました。
確認された主なスペックと REDMAGIC 10S Pro シリーズのポイント
REDMAGIC の公式 Weibo アカウントが公開した画像によると、Snapdragon 8 Elite Leading Version に加えて、Red Core R3 Pro ゲーミングチップも搭載され、より強化されたゲーム体験が期待できます。この専用ゲーミングチップは、グラフィック処理の最適化や応答速度の向上など、ゲームプレイに特化した機能を提供すると考えられます。


また、大容量の 7,500mAh バッテリーと 120W 有線充電に対応することも確認されました。これにより、長時間のゲームプレイでもバッテリー切れの心配が少なく、充電が必要な場合も短時間で充電が可能です。前世代と同様に、充電しながらゲームをプレイする際のバッテリーへの負荷や発熱を軽減するバイパス充電にも対応します。


なお、これまでの情報によれば、24GB RAM + 1TB ストレージモデルの構成が REDMAGIC 10S Pro+ としてリリースされ、その他の構成は REDMAGIC 10 Pro として展開される可能性があるようです。
まとめ
今回の REDMAGIC 10S Pro シリーズは、昨年 11 月に中国で発売され、日本でも今年 1 月に発売された REDMAGIC 10 Pro シリーズのマイナーアップデート版という位置づけになります。そのため、REDMAGIC 10 Pro から大きな変化はありませんが、引き続き高性能な Snapdragon 8 Elite リーディングバージョンを搭載し、バッテリー容量の増加など外出先でもゲームをプレイしたいユーザーには良い選択肢になる可能性があります。