Nothing は 2025 年 5 月 20 日(日本時間)に X 公式アカウントにて、次期スマートフォン「Nothing Phone (3)」を 2025 年 7 月に発表することを明らかにしました。
これまでミッドレンジの Android スマートフォンを中心に展開してきた Nothing ですが、Phone (3) は Nothing にとって「真のフラッグシップモデル」への転換を示す一台となることが期待されています。
X での発表とティザー動画
Nothing は X 公式アカウントで、「Phone (3). It’s a magic number. Coming July 2025.」というメッセージとともに、ドットマトリックスで「3」と表示される短い動画を投稿しました。 この「3」という数字は、Nothing OS の UX デザイン哲学へのオマージュである可能性が示唆されています。

このティザーから得られるものはありませんが、著名なリーカーである Yogesh Brar 氏は、この投稿に対し「プレミアムなビルド、パフォーマンス重視 (Premium build, Big on Performance)」とコメントしており、これが Phone (3) のマーケティングタグラインになる可能性も考えられます。
CEO のコメントと過去モデルの発売時期
以前より、Nothing の CEO である Carl Pei 氏は、Nothing Phone (3) が第3四半期に登場することを示唆していました。 今回の発表は、その登場時期をより具体的に絞り込んだ形となります。
参考として、過去のモデルの海外発表時期は以下の通りです。
- Nothing Phone (1): 2022年7月21日発売
- Nothing Phone (2): 2023年7月11日発表、2023年7月21日発売
これらの情報からも、7月という発表時期は Nothing の製品サイクルに沿ったものであると考えられます。
なお、日本で Nothing Phone (3) がリリースされるかはまだわかりませんが、前世代の Phone (2) がリリースされていることや、ミッドレンジラインの Phone (3a) や CMF デバイスも投入されていることから、最新の Phone (3) の投入は十分にあり得ると思われます。
Nothing Phone (3) に期待されるスペックと価格
Nothing Phone (3) は、少なくとも米国での発売が確定しています。 同社は、Phone (3) が最上位の Snapdragon チップセット (Snapdragon 8 Elite の可能性が高い) を搭載し、「最初の真のフラッグシップスマートフォン」になると明言しており、価格は約1,000ドルになる見込みです。
また、リーク情報によると、Phone (3) はフラッグシップグレードのトリプルカメラシステムを搭載し、大型のプライマリーセンサーや、Phone (3a) Pro よりも優れたペリスコープズームレンズを備えるとされています。
これまでの Nothing のスマートフォンは、その独自のデザインで常に注目を集めてきました。Nothing Phone (3) も同様に、既存のスマートフォンとは一線を画す存在となり、多くのユーザーにとって魅力的な選択肢となることが期待されます。
出典: X (@nothing)