Google は Pixel Watch のメディアコントロール機能のアップデートを展開しており、以前よりも多くの操作が可能になりました。
これは 2025年3月の Feature Drop で予告されていた機能の強化で、再生キューの表示やシャッフル設定、ポッドキャストの再生速度変更などが追加されています。
今回の変更点と追加された機能
今回のアップデートにより、Pixel Watch でスマートフォン上の音楽やポッドキャストを操作する際に、従来の再生/一時停止、曲送り/戻し、音量調整に加えて、以下の新しい機能が利用できるようになります。
- 再生キューの表示: コントロール画面の左側に新しく表示されるボタンをタップすると、「次に再生」のリストが表示されます。YouTube Music の場合は最大 24 曲が表示され、リスト内の曲をタップしてすぐに再生を開始できます。
- シャッフル・リピート・高評価: 画面右側のメニューボタン(3点ドット)から、シャッフル再生やリピート再生の設定が可能です。また、YouTube Music の場合は、再生中の曲への高評価もここから行えます。
- ポッドキャスト向けの機能強化: YouTube Music でポッドキャストを聴いている際には、再生速度を段階的に変更したり、次のエピソードや前のエピソードへ簡単に移動したりするボタンが利用できます。

ただし、これらのメディアコントロール機能は、すべてのメディアアプリで利用できるわけではありません。筆者も実際に変更を確認しており、YouTube Music アプリで利用できましたが、Spotify のような独自アプリでは利用できませんでした。
まとめ
今回のアップデートにより、Pixel Watch 上で完結できる音楽・ポッドキャスト操作が大幅に増え、スマートフォンの操作頻度を減らすことができそうです。特に再生キューの確認やシャッフル設定が手元でできるようになったことで、利便性が向上するものと思われます。
この機能強化は、現在 Pixel Watch 3 (Wear OS 5.1) で確認されています。利用するには、ウォッチ本体にインストールされている “Wear Media” というシステムアプリを、Play ストア経由で最新バージョン (記事執筆時点では 1.6.7.x など) にアップデートする必要があります。
出典: 9to5Google