今年 3 月に入ってから、Acer 公式サイトに突如情報が掲載された新しい「Acer Chromebook Plus 516 (CB516-1H-31UE)」が、米国 Bestbuy で販売を開始しました。
価格は 479 ドル(約 6.9 万円)となっており、Gemini Advanced が使える Google One AI プレミアムプランの 1 年間無料特典を利用すれば、実質 239.88 ドル(約 34,800 円)相当がお得になります。
Acer Chromebook Plus 516 の特長と仕様
すでに前回の記事でもお伝えしていますが、「Acer Chromebook Plus 516」はゲーミング Chromebook としてリリースされた「Acer Chromebook Plus 516 GE」と似ていますが、より普段使いやビジネス向けとなるシンプルな作りです。


Bestbuy で販売されているモデルは、16 インチ 1,920×1,200 解像度、300nits の明るさを備えた IPS ディスプレイ、Intel Core i3-1315U、8GB RAM、128GB UFS ストレージ、1,080p Web カメラ、2 つの USB-C ポートと 2 つの USB-A ポート、HDMI ポート、テンキーなどを搭載しています。


また、新しい規格に準じているため、昨年秋の Samsung Galaxy Chromebook Plus で初めて採用された「クイックインサートキー」と「G ランチャーキー」、「音声入力」や「マイクミュート」などの新しいキーレイアウトが採用されています。
以下は Bestbuy で販売されている Acer Chromebook Plus 516 の仕様です。
ディスプレイ | 16インチ IPS 1,920×1,200 300nits |
---|---|
CPU | Core i3-1315U |
RAM | 8GB |
内部ストレージ | 128GB UFS |
外部ストレージ | – |
Web カメラ | 1,080p |
ポート | USB-C ×2 USB-A ×2 HDMI 1.4 ×1 3.5mm Audio jack |
バッテリー | 最大 12.5 時間 |
ネットワーク | Wi-Fi 6E Bluetooth |
その他 | MIL-STD 810H 準拠 DTS Audio スピーカー テンキー |
サイズ | 358.9×252.9×19.3mm |
重さ | 約 1.7kg |
16 インチサイズなので大きめで重たいことがネックではありますが、据え置きで使うユーザーであれば大きな影響はありません。
Chromebook Plus 516 GE との違い
2024 年にゲーミング Chromebook の第2弾となる「Acer Chromebook Plus 516 GE (CBG516-2H)」としてリリースされているモデルとの違いは主に次のような点にあります。
- ディスプレイ: Plus 516 GE は 120Hz と 350 nits、2,560×1,600 解像度を備えていましたが、Plus 516 は 60Hz、300nits、1,920×1,200 と控えめになっています
- CPU: Plus 516 GE は Core 5 120U がベースモデルでしたが、Plus 516 は Core i3-1315U からです
- ポート: Plus 516 GE はEthernet がありましたが、Plus 516 はそれがなくなり、USB-A ポートが 2 つになりました
- バッテリー駆動時間: Plus 516 GE は最大 10 時間でしたが、Plus 516 は 最大 12.5 時間になりました
- その他: Plus 516 GE は RGB バックライトキーボードやアンチゴースト機能を備えておりテンキーレスでしたが、Plus 516 はバックライトキーボードがなくなり、テンキーを備えています
- 価格: Plus 516 GE は 649.99 ドルからですが、Plus 516 は 479 ドルから購入できます
479ドルからという手頃な価格を実現するために、ディスプレイや筐体の素材、スピーカー、バックライトなどはトレードオフとなっているようです。
関連記事: Acer Chromebook 516 GE の 16GBRAM モデルを実機レビュー。これで約600ドルならオススメの1台
まとめ
Acer が今年 3 月にサイレントで公式サイトに掲載した、新しい「Acer Chromebook Plus 516 (CB516-1H-31UE)」の販売が米国 Bestbuy で開始しました。価格は 479 ドルと手頃な 1 台となりますが、それを実現するためにいくつかのトレードオフがある点には注意しましょう。
また、Bestbuy からは日本からの購入と直送には対応していないため、現地で購入するか購入代行サービスを使う必要があるため、入手難易度が高いこともネックです。
なお、記事執筆時点では、BigAppleBuddy での取り扱いはなく、日本での販売はまだ開始していません。日本においても、すでに日本語ページが用意されているため、今後リリースされる可能性は少なからずあり得ると思います。